宮島・小なきり浜 〜またまた宮島です〜


 

【広島県宮島町 平成15年2月15日(土)】
 
 またまたやって来ました、宮島へ。
 家から宮島口まで車で40分。駐車場に車をおいて、フェリーで10分。約1時間で来られるお手軽スポットです。でも、紅葉の時期には大変なことになるのでご注意を。大渋滞に巻き込まれ宮島口まで平気で2、3時間かかるし、駐車場が満杯で結局諦めて岩国あたりを観光して帰るハメになります(そしてそっちも激混みだったりする。)。
 
 今日は環境省の宮島PV(パークボランティア)の幹事会です。
 いままでPVの会合は宮島町役場の会議室などを借りて行っていましたが、このたびPVのための活動拠点ができたので、今回はそのこけら落としの会合です。
 入り口には一応「環境省広島自然保護官詰所」(宮島町長揮毫)との看板が掲げてありますが、保護官は広島のオフィスにいることが多いので事実上PVのための施設となっていて、PVが宮島を訪れたときには自由に使うことができます。場所は宮島の玄関口、宮島桟橋の2階です。

 保護官詰所  宮島桟橋

 いままでもPVのことはちょこちょこっと書いてきましたが、ついでなので紹介しておきます。
 宮島パークボランティアの会は、環境省と密接に連携をとりながら活動している自然保護団体で、全国に散らばる国立公園ごとに設立されているPVの会のうちのひとつです。活動の目的は国立公園の自然保護と利用促進。
 宮島PVは瀬戸内海国立公園内の宮島を活動拠点としていて、この公園内には他に倉敷(岡山県)と五色台(香川県)にPVの会があります。
 宮島PVのメンバーは40人ほど(でも、宮島在住の方は1人しかいません。)。観察部会、環境整備部会、広報部会のいずれかに所属します。平均年齢はやや高めですが、皆さんの気力、体力たるや目を見張るものがあります。気のいい人達ばかりです。
 
 活動内容のご紹介
  鷹ノ巣砲台跡の整備(02.5.18)
  海藻観察会(会員自主研修)(02.5.26)
  国立公園クリーンデー(02.8.4)
  ジュニア・パーク・レンジャー(02.10.5〜6)
  樹木保護(03.1.25)
   などなど。年間を通じて他にもいろいろな事業をしています。
 
 
 ちなみに今日の幹事会は来年度の事業計画の詰めでした。
 昼過ぎには終わったのでついでにどこかに寄って帰ることにしました。今日は大元公園から多々良までの間は宮島駅伝をやっているので、厳島神社とは反対の方角に向かって、「小なきり浜」に行ってみることにしました。去年、海藻観察会や清掃活動をしたところです。もちろん観光客はひとりもいません。

 小なきり浜

 真冬の海辺なのに故郷の海(日本海)とは全く様相が異なります。穏やかに打ち寄せる波の音が心地よい。
 冬は海水の生物活性が低いのか、夏よりも透明度が高く、底まできれいに見えています。ただ、浜に打ち上げられているゴミの量は決して少ないとは言えません。
 今日の干潮は午後3時過ぎ。今は引いている最中です。
 岩場の方へ行ってみると…

 フジツボ

 

 オゴノリ?

 小さなタイドプールにはフジツボやニシ、いくつかの海藻類が見られました。イソギンチャクはほとんどいませんでしたが、季節的なものなんでしょうか?
 
 空を見上げると、天気予報どおり雲が厚くなってきました。
 そろそろ帰ることにしましょう。