2014年 11月 小山内裏公園MAP
 
 
2014年11月2日(日) 
 

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 ガマズミが深紅の実をたわわに付けています。石榴のような、ガーネットのような、深い深い輝きです。
 
 
A
 葉を落とした枝にカラスウリ。モズの声でも聞こえてきそうですな。もう晩秋の風景です。♪静かな静かな里の秋〜
 
 

B
 カツラの葉が驚くほど甘い匂いを漂わせていました。枝に残っているものよりも落ち葉の方が匂いが強く、手にとって嗅いだ後に思わず舐めたくなってしまうほどです。
 
 
C
 野草見本園へ。つい見逃しそうになるキチジョウソウを、葉をかき分けるようにして撮りました。
 
 

D
 リンドウ。ずいぶん背が高かったですが(60p程度)、もともとそんなだったっけ。草原で見かけるのはせいぜい20pくらいのような気がするが。
 
 

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 公園西側の鮎の道へ。
 軟らかくて美味しそうなウスヒラタケ。一応食べられるそうです。
 
 

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 シロヨメナ。昨日までの冷たい雨に打たれて少し弱った感じ。
 
 

G
 チゴユリの葉が地を這うよう。味わい深い黄葉を見せています。
 
 

 
 
 
2014年11月5日(水) 
 

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 季節外れのハルジオン。これから咲く蕾もスタンバイしています。昔から馴染みのある花ですが要注意外来生物に指定されています。
 
 

A
 アメリカイヌホオズキの実です。これも外来生物。在来のものは果実にツヤがないのだとか。
 
 
B
 コムラサキがいい具合に朽ちています。9月21日に撮った枝と同じもの。これはこれで味がありますね。
 
 

C
 カラスザンショウの黄葉。秋深しといった趣です。
 
 

 
 
 
2014年11月11日(火) 
 

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 時刻は7時過ぎですが、今にも降り出しそうな空模様のせいもあって、公園の入口の外灯にまだ電気がついていました。日の出がずいぶん遅くなったものです。尾根道もなんか寒々としていますね。
 
 

A
 森の中からモズのチキチキッという鳴き声が聞こえていました。モズは普通木のてっぺんで鳴くので、もしかしたらこのガビチョウが鳴き真似をしていたのかも。それにしてもそっくりでしたが。
 
 

B
 野草見本園へ。
 ノコンギクが頑張って咲いていました。朝の寒さに耐えています。
 
 

C
 これはニシキギの実。枝に翼がなければコマユミ。
 
 

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 パークセンターの前の休憩スペースにこんなものが。本物の落ち葉をパウチして枝にぶら下げてありました。ヤマザクラ、トチノキ、カキ、イロハモミジ、トウカエデ、モミジバフウ、ナンキンハゼ。全部で7種類ありました。
観察会などの小道具にいいですね。
 
 

 
 
 
2014年11月14日(金) 
 

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 今シーズン一番の冷え込みで、都心では初めて10℃を割ったとか。この辺りは更に1、2℃寒いんじゃないでしょうか。
西展望広場から。正面に大山が見えています。
 
 

A
 ノイバラの偽果。ノイバラは園芸品種のバラの台木にされます。縁の下の力持ちです。
 
 

B
 ケヤキの黄葉も進んできました。黄葉というより茶葉か。
 
 

C
 南広場に下りてきました。ここにはまだ朝日が差してきていません。
 季節外れかのように咲き誇っているのはコダチダリア。高さが4mくらいあり、上の方が重たいのか写真のようにしなだれています。日が短くならないと咲かないらしく、11月が花期。でも寒さに弱いというややこしいやつで、霜に当たると一発で枯れるそうです。
 
 
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 南広場にあるトウカエデ。やっぱり日当たりの良いところから紅葉が始まっています。
 
 

 
 
 
2014年11月16日(日) 
 

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 今日は東端のエリアに行ってみます。
桃色のサザンカ。木の下にたくさん花びらが散っていて、それはそれで綺麗でした。姿のよく似たツバキは花冠ごとボトッと落ちるので、間違うことはありません。
 
 

A
 なんか平衡感覚が狂いそうですが、右手が津島トンネル北側の入口で、内裏池の方に向かって下り勾配になっています。
 
 
B
 この黄葉はコブシ。輝いてますね。
 
 

C
 もう花もずいぶん少なくなりました。ヤクシソウも頑張ってくれています。
 
 

D
 光沢のある黄葉もめずらしい。これはクマノミズキの葉です。
 
 

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 夏場は苔むして湿り気の多かった小径。このところの空気の乾燥でカラッカラに乾いていました。その分歩きやすかった。
 
 

F
 草地広場への近道。春頃にはこの3分の1ほどの道幅でしたが、えらく拡幅されたものです。
 
 

G
 草地広場。草地というか芝生です(この公園には「芝生広場」も別にあります。)。クスノキの実が黒く熟しているか見に来ましたが、そもそも実自体がほとんどありませんでした。何で?
 
 

H
 再び森の中へ。夏場、カブトムシやスズメバチが樹液を舐めに来ていたクヌギの木。その根元に実が落ちていました。殻斗を付けたままのは探さないと見つからないんですよね。
 
 
I
 ツタのグラデーション。ツタは落葉するので「夏蔦」、一方、キヅタは常緑なので「冬蔦」と呼ばれていたのだそうです。ちなみにツタはブドウ科、キヅタはウコギ科で、お仲間ではありません。
 
 

 
 
 
2014年11月19日(水) 
 
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 今朝はぐっと冷え込みました。日陰はシンシンと冷えます。そんな中、野草見本園にムサシアブミの実。もうじきここにも朝日が差してくるでしょう。
 
 

A
 パークセンター前。日差しを受けて背中が温かいです。
 
 

B
 コブシの葉。
 
 

C
 ニシキギの葉。
 
 

D
 尾根道まで戻って、これは…。キブシの花芽ですよね。この時期は花序が枝に沿っているんですね。まだ葉が青々としていますが、これから紅葉して落葉することになります。その頃には花序が垂れ下がっているはず。
 
 

E
 南広場に戻ってきました。これはトウカエデの葉です。
 小山内裏公園は今週末あたりが紅葉の見頃でしょう。
 
 

 
 
 
2014年11月22日(土) 
 

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 南広場は紅葉真っ盛り。
 右奥に見えるドッグランは自然の起伏と木立をうまく利用した造りになっていて、ガヤガヤした雰囲気がなくていつもいい感じです。
 
 

A
 午後の陽に照り映える木々。
 
 

B
 10月16日に花を見て「なぜこんな道ばたにソバが?」と不思議に思っていましたが、今日わずかに付いている実を見ると、普通のソバより一回り大きいではないですか。やっぱり何か変です。
 調べてみると「シャクチリソバ」というソバの自生種だということが判明。明治期に薬用として持ち込まれ、その後帰化したのだそうです。セイタカアワダチソウ同様に他の植物を駆逐する物質を放出して群落を広げるそう。ちなみに実はえぐみが強く食べられないそうです。
 
 

C
 秋の陽は白いと常々感じていましたが、「白秋」とはすなわちそういうことか? いや違うな。
 
 

D
 ヒノキ
(←サワラでした。)の実は葉の先端に付くんですね(なんか唐突感あり。)。ということは、あの位置に花が咲いていたということか。
 
 

E
 マユミの実が色づき、開き始めました。軟らかそうに見えますが、案外硬いんですよね。
 
 
F
 セイタカアワダチソウ。風に吹かれて飛んでいきそうな感じにも見えますが、そのような場面にあまり出会ったことがありません。案外そのまま朽ちていくものも多いように思います。
 
 

G
 園の西端からの展望。遠くの山並みは奥多摩です。
 
 

H
 テッカテカの黒い実はイヌザンショウのもの。イヌと名が付くだけあって、サンショウに比べて香りが少ないです。
 
 

I
 ミズキの黄葉。葉柄や葉脈、葉の縁が赤くなるのはなぜだろうか。
 
 

 
 
 
2014年11月27日(木) 
 

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 明け方までの冷たい雨が上がって、眩しいくらいの青空に。でも南広場にはまだ朝日は差し込んできていません。
 これは入口のトウカエデ。もうずいぶん落葉しました。
 
 

A
 こっちもほぼ同じ場所にあるトウカエデ。この色の違いは単なる個性の差か。それとも日当たりとか何かか。お互い10mくらいしか離れていないんですが。
 
 

B
 尾根道を越え、野草見本園の方へ下りて行く階段。森の上の方はもう朝日が当たっています。
 
 
C
 ミズキの黄葉。燃えさかる炎のよう。
 
 

D
 きれいな朝焼けです。大田切池の方に下っていく道。両側の並木はコブシですね。
 
 

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 里山広場にあるクスノキ。実が黒く熟していました。冬芽の準備も進んでいるようです。本格的な冬が来る前から次の春の準備を始めているんですね。
 
 

 
 
 
2014年11月30日(日) 
 

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 曇りがちな天気。でも思ったほど気温は低くはありません。
 ああ、トウカエデ、ずいぶん葉が落ちてしまいましたね。
 
 

A
 11月14日に満開だったコダチダリア。実がたくさんできていました。
 
 

B
 ドッグランを上から見た図。会員制なのでいつも静かです。
 
 

C
 ガマズミの葉もいい感じになってきました。
 
 

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 アカシデの果穂。
 
 

E
 すぐ隣りにクマシデの果穂。
 
 

F
 クロモジはレモンイエローに黄葉します。
 
 

G
 コハウチカエデのカーペット。この小径は行き止まりなので、入り込む人はほとんどいません。
 
 
H
 エノキはまだ青いのにどんどん落葉していました。日当たりがあまり良くないところだからでしょうか。
 
 

I
 熾火のようなドウダンツツジの赤。寒い日には手をかざしたくなるようです。
 
 

J
 キブシの紅葉なんて初めてまじまじと見ました。穏やかないい色合いじゃないですか。
 
 

K
 一瞬の光に輝くのはハリギリの大きな葉。
 
 
L
 尾根道から南東側入口に下りて行く階段。落ち葉に埋もれています。
 明日から師走。なんと早いことよ。