2014年 9月 小山内裏公園MAP
 
 
2014年9月4日(木) 
 
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 西側の尾根道へ。
 オニドコロ。ツルは右巻(上から見て時計回り)でした。
 
 

A
 ??? ヤマグワの幼木? それにしては草っぽい。葉は深く3裂していますが、根元に近い方の葉には切れ込みのないものもありました。
 
 

B
 植栽のコムラサキの実が色づいてきました。
 
 

 
 
 
2014年9月6日(土) 
 

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 こんなふうに葉と実とがセットになったものがたくさん落ちていました。おそらくチョッキリの仕業。ドングリに穴を開けて卵を生みつけ、それを枝ごと切り落とすという習性を持っているのです。右の実に小さな黒い穴が空いているのが分かりますか。
 
 

A
 シラホシハナムグリ(のよう)。よく似たやつにシロテンハナムグリというのもいて、ネットで二種の写真を並べて判定しました。
 
 
B
 カリガネソウも花期の長い花。優雅です。
 
 

C
 ゴンズイの実が熟して裂けて、中の種子が見える状態に。
 
 

D
 ヤマホトトギス。よく考えたらかなり独特な姿。もしこれがでかかったらちょっと怖いかも。
 
 

E
 早くもチゴユリの実が。先端に1個だけ付けます。
 
 

F
 ツルボも咲きはじめ。
 
 

G
 尾根道に出るとヤマカガシの赤ちゃんに出会いました。間違って舗装路に出てしまったのか、ずいぶんと慌てた様子。ほどなく藪の中に戻って行きました。
 
 

H
 ホオノキの実も赤くなることを今日初めて知りました。
 
 

I
 雲が高く盛り上がっていますが、空全体が何となく白い感じ。
日中はまだセミたちの大合唱。でも夜になるとリーリーと一斉に秋の虫たちが歌い始めます。
いろいろなものが夏から秋へと変わりつつあるようです。
 
 

 
 
 
2014年9月10日(水) 
 

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 朝から曇りがち。
 これはエビヅル。ブドウの仲間。
 
 
A
 オオブタクサの雄花穂。
 
 

B
 マツヨイグサ。もう朝だぞ。
 
 

C
 東展望広場から尾根道を望む(「尾根道」と入力して「尾道」に近いことに気づく。)。
 この広場で女性が一人、剣舞のような太極拳をしていました。
 
 

 
 
 
2014年9月13日(土) 
 
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 今日は東側を中心に。
 キツネノマゴ。と言われてもキツネの孫もキツネですがね。8mmくらいの小さな花です。
 
 

A
 ヌスビトハギの果実。ひっつき虫です。ルーペとかで見ると表面にJ型の鈎のようなものがが密生して、これでくっつくのです。
 
 

B
 わーお、クヌギの枝が何やらすごいことに。調べてみると、ツマキシャチホコという蛾の幼虫でした。触るとかぶれるようです。なんで団子になってんだろ。
 
 

C
 セミの鳴き声が降り注ぎます。9月も半ばを過ぎるとセミの声も天気次第。曇った日には鳴かなくなりますが、今日はまるで真夏のよう。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシの3種類の鳴き声が聞こえています。
 
 

D
 黄色いオミナエシ(女郎花)に対して白いオトコエシ(男郎花)。
 
 

E
 キンミズヒキも果実はひっつき虫。
 
 

F
 クサギの果実。ホオズキのように袋状になっていて、果実はその中に。やがて袋は花びら状に開いて、中の青紫色の実が姿を現します。
 
 

G
 クヌギの樹液を吸いに来ていたキイロスズメバチ。他のハチに追われて地面に降りたところ。レンズを近づけると威嚇するように飛び立ち、その際お尻からぴゅっと液体を噴射して行きました。あれはターゲットマーカーなのかも。
 
 

H
 いつの間にか里山広場の野草見本園まで来ていました。シロバナマンジュシャゲだそうですが、これ野草か?
 
 
I
 尾根を越えて南広場へ。3m近くありそうな立派なパンパスグラス。
 
 

 
 
 
2014年9月16日(火) 
 

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 今日は野草見本園とその周辺で。
 秋の花が咲き始めました。これはカワラケツメイ。日が照っていないので花の開き具合が今ひとつでした。
 
 

A
 イヌゴマ。役に立たない胡麻ということでしょうが、花は立派にきれいです。
 
 
B
 ヒガンバナが咲き始めました。秋の彼岸を中心とした数日間に咲きそろう、かなりカレンダーに忠実な花です。1週間くらいで一気にこの高さまで伸びます。
 
 

C
 ナンバンギセルはススキなどに寄生してその根元に生えますが、これは竹垣の根元に。いや、すぐ近くにススキの株がありました。
 
 
D
 オトギリソウ。漢字で書くと「弟切草」。名前にまつわる悲しい物語があるそうです。
 
 

 
 
 
2014年9月19日(金) 
 

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 足元の草むらに開花中のスズメノヒエ。黒っぽいゴミみたいなのが花です。
 
 

A
 アップで。小穂(籾みたいなやつ)の形からするとシマスズメノヒエ。
 開花といっても花弁があるわけではありません。ブラシみたいなのが雌しべの柱頭。ヒモでぶら下がっているのが雄しべの葯。

 
 

B
 稜線の道にヒガンバナがぽつんと一株。
 
 

C
 沿道のヤマザクラ、葉が色づき始めました。まだ9月半ばなのに案外早いもんだ。
 
 

D
 黄色くなるということは、緑の色素が壊れて元からあった黄色の色素が目立つようになったというパターン。
 
 

 
 
 
2014年9月21日(日) 
 
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 一昨日に続いて西側の尾根道へ。コムラサキの実が輝いています。
 
 
A
 今日は野原の草を中心に。ご存じこれはススキ。
 
 

B
 雄しべの葯はもう花粉を出し切った状態のよう。白い羽毛みたいなのが雌しべの柱頭です。ここで花粉をキャッチします。
 
 
C
 オオバコ。一つの花で、雌しべが成熟する時期→雄しべが成熟する時期→果実が実る時期、と推移していき、花穂全体では下から順に咲いていきます。写真中央の花穂では下から半分が果実の時期、真ん中から先端近くまでが雄しべの時期。左の花穂の上半分は雌しべの時期のようです。
 
 

D
 成熟した雄しべをアップで。イネ科(さっきのススキなど)の植物とは違ってちゃんと花弁があるんですよね。
 
 

E
 これはアレチウリの雄花。雄しべの花糸も葯も一つに合着して一塊になっています。真ん中の丸いのがそう。
 
 

F
 硬い刺があって厄介者の代表のようなワルナスビ。名前からして嫌われ者ですな。地中深くまで根を巡らせ、ひとたび蔓延ったら根絶は難しいです。
 
 

G
 アメリカイヌホオズキ。名前のとおり北アメリカ原産の外来種です。花はかなり小型。
 
 

H
 イヌビエ。食用にならない、役に立たないという意味での「イヌ」。ヒエの原種だそうです。
 
 
I
 よく見ると雌しべの柱頭が出ています。開花していたんだ。
 
 
J
 コメヒシバ。メヒシバ(雌日芝)の小さいタイプというネーミングです。別にオヒシバ(雄日芝)というのもあり。
 
 

K
 コメヒシバの花。柱頭がピンク色です。葯はもう花粉を出し切った後のよう。
 
 

L
 カキネガラシ。小さな花で直径8ミリ程度。アブラナの仲間です。細い棒のようなものは果実です。
 
 

M
 これも小さな花。ハキダメギクです。舌状花がカメノテみたいで可愛いですな。
 
 

N
 白花のゲンノショウコ。中心部がアートです。
 
 

O
 アキアカネの雌と雄。
 
 

P
 セイヨウタンポポの種が球状に。やっぱり自然はアートだな。
 
 

Q
 なんの変哲もない原っぱにたくさんの植物や昆虫が生きています。
 
 

 
 
 
2014年9月24日(水) 


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 朝日の差す野草見本園へ。
 
 

A
 トリカブト。色が濃いです。
 
 

B
 こっちはツリフネソウ。いずれもこれからが盛りです。
 
 

C
 シュロソウの刮ハは花の中央部からニョキッと。もう少し大きくなると思います。
 
 

 
 
 
2014年9月28日(日) 
 

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 朝食をとって一休みしてから内裏公園へ。今日は園の東側へ。
コセンダングサの頭花。舌状花がないのが特徴です。まるで小さな花を集めた花束のよう。
 
 

A
 東展望広場にあるガマズミ。だいぶん熟してきました。
 
 
B
 尾根道を東へ。足元にはチヂミザサ。粘着力があります。
 
 

C
 尾根道の東入口のところには畑(花壇?)があって、夏にはヒマワリが植えられていましたが、今はコスモスが。秋ですね。
 
 

D
 ヤマコウバシの果実。クスノキ科に特徴的な姿をしています。
 
 

E
 内裏池。大田切池とはちがって魚の影が見えません。カメもいないようですが。
 
 

F
 池の畔の湿ったところにミゾソバが咲いていました。乙女チックな花です。
 
 

G
 ハナゾノツクバネの枝にしゃくとりむしが。Ω形の姿を撮ってやろうとカメラを近づけると、身の危険を感じたのか、素早く小枝に擬態。ピンと伸びたまま動かなくなりました。で、ここから根比べ。レンズを向けたまま5分くらい待って、根負けした相手が動き出したところをパチリ(勝ったな。)。それにしても伸びた姿は小枝そのものですね。
 
 

H
 ホオノキの集合果。結構硬いです。種子は若干弾力あり。
 
 

I
 赤とんぼがジョロウグモの巣にかかって、今まさに食事中といったところでした。
 
 

J
 紅葉し始めた桜の葉。輝いていますね。