2021年4月10日(土)
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満開のウワミズザクラ。小山内裏公園ではあちこちで見かけます。これをサクラと思わずに見て通っている人は多いでしょうね。
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よく似た2種類の樹木。ごく近縁の仲間同士、コナラとクヌギです。開花時期も開花の様子も似かよっているのですが、遠目に見ると色合いに差があることが分かります。コナラは全体に白っぽく、クヌギはやや褐色を帯びています。
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これはクヌギの花序。
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こっちがコナラです。
この2枚、同じ露出、同じホワイトバランスで撮っています。
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その名のとおりの見た目をしているアカメガシワの若芽。これは赤い色をした細毛が葉の表面を覆っているから。ただ、赤い期間は短く、すぐに毛は脱落し、緑色の葉になってしまいます。
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もうヤマブキの咲く季節です。
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園北側の傾斜地でフデリンドウを見つけました。背丈が5cmほどの小さな花です。
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野草見本園にやって来ました。木陰に揺れるイチリンソウです。
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枝いっぱいにハート型の葉が。これはカツラです。晩秋には黄色く色付きます。
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ホオノキの冬芽がほころび、葉を展開させ始めました。これからもっともっと大きくなります。そしてその中心部には花芽があり、ちょっと遅れて開いていきます。
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シャガ。日陰で見かけることが多いです。ちょっと影のある貴婦人といったところでしょうか。
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2021年4月24日(土)
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南広場のトウカエデが開花の時期を迎えていました。開花と言ってもこの花の花弁ごく小さく、見てのとおり地味なものです。一つの花序に雄花と両生花が一緒に付いていて、両生化の雌しべの柱頭は虫の触角のような形をしています。
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明るい林床にキンランが咲いていました。花冠は清楚な感じがするのですが、いかんせん結構丈が高くなるので(60cmくらい)、全体としてはしっかりした印象を受けます。
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ホオノキの花冠はでかいです。洗面器やボウルくらいの大きさがあります。葉に至っては大きなものでは座布団くらいに広がります。
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野草見本園に咲いていたエビネ。和製ランです。
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こちらも野草見本園のスズラン。ただ、ランと名が付いているもののラン科ではなくユリ科に属しています。可愛い姿をしていますが有毒です。
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ホタルカズラの花は涼やかな蒼色。この時期の青空のような色ですね。
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大田切池の方に向かって坂を下っていきます。これはカマツカ。植栽のものだからか、毎年花付きが良いです。
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鮎道へ。
これはホウチャクソウです。昔、喫茶店のドアに客のt来店を知らせる「カラン、コロン♪」と鳴る鈴のようなものが付いている店がありましたが、あれに似ていますね。
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葉の上にゴミが…、ではなく葉の上に乗っているのはれっきとした花です。普通、花は葉腋から伸びる花柄の先に付きますが、このハナイカダはその花柄が葉の主脈と合着したような構造になっています。
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ジュウニヒトエの花穂。一つ一つの花はシソ科に共通する唇形花です。小さなハナアブなどが停まりやすいようになっていますね。
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キハダに若葉が展開し始めていました。キハダは、大きな木になるといったこと以外はあまり目立ちませんが、樹皮を剥いでみるとびっくり! 鮮やかな黄色の幹が現れます(剥がした樹皮の内側も)。ここから名前も「黄肌」です。
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アカマツ7はこの公園ではあまり見かけません。もともと栄養に乏しい乾燥した尾根などに生える樹木です。写真は開花状態の雄花です。
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見上げるような高さに大きなオブジェが。これはシュロの雄花が集まった雄花序です。今はタラコのようにぎゅっと詰まった感じになっていますが、やがて若干ほぐれてきます。ちなみにシュロは雌雄別株の樹木です。
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