2019年5月3日(金)その1
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鑓水小山口から坂を上っていきます。
A
尾根緑道を東へ。
ミズキの花が満開です。一つ一つは小さな花ですが、寄り集まることで目立つようにしていますね。
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ギンランです。白い花なのに「銀」の名が付いているのは、植物の和名ではままあること。ギンリョウソウ、ギンバイソウなどもその一例。一方、黄色を「金」とするものもキンラン、リュウキンカ、キンシバイなど数多くあります。また、スイカズラは一つの花が白色から黄色に変化するので、別名「金銀花」と呼ばれ亭ます。
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キツネアザミ。アザミと名が付くもののアザミではなく、トゲもありません。同じキク科ではあるので、アザミとは遠縁の関係でしょうか。
D
少し暗い林床にはホウチャクソウが。これで「満開」の状態です。涼しげな花ですね。
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アカシデの果穂。アカシデとイヌシデはよく似ていますが、アカシデは若い枝が赤いことや葉の葉脈が少ないこと(12本以下)が見分けるポイントになります。
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アカマツの雄化序です。 当たり前ですがマツにも花が咲くんですよね。
G
ヒメヨツバムグラの果実。2個並んで付きます。1個の大きさは3mmくらいです。小さすぎて見過ごしてしまいますね。
H
地面に這うようにして咲くのはトキワハゼです。飛ぶ鳥のように見えなくもない。
I
トチノキの花が開きました。大きさは洗面器ほどもあります。葉もでかいので写真では伝わりにくいかもしれません。
J
野草見本園にやって来ました。これはエビネです。春になって一斉に咲いた花々がひととおり終わり、新しい面々が咲き始めています。
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植栽のカマツカ。自生のものに比べて一つ一つの花も大きいような。
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キンラン。ギンランが花を縦に付けるのに対し、キンランは横に広がるように付けるのが分かります。
M
葉の中央にあるのは虫でもゴミでもなく、ハナイカダの花です。確かに葉を筏に見立ててそれに乗っているようです。乙なネーミングですね。普通、花は葉腋から花茎を伸ばし、その先に花を付けるのですが、ハナイカダはその花茎が葉の主脈上に合着している形です。
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ミヤマナルコユリ。しなった釣り竿のような茎から垂れ下がるように白い花が付いています。先端は緑色。まだ蕾のように見えますが、開花してもこの状態とそう変わりはありません。
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2019年5月26日(日)
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小山内裏公園主催イベントの「初夏の花と昆虫観察会」のお手伝い。
今年はキアシドクガが大発生して、園内のミズキは丸裸にされてしまいました。ただ、ドクガと言いつつ毒はないそうです。
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ミヤマカラスアゲハ。赤い斑紋に瑠璃色の帯。カラスアゲハに比べてより色彩が鮮やかです。
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サンクチュアリ内に咲くサイハイラン。これが満開の状態です。この姿が采配に似ていることから、サイハイランです。
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なかなか攻撃的な容姿をしているイモムシ君。ルリタテハの幼虫です。成虫はシックな色合いの蝶です。
サルトリイバラやホトトギスなどユリ科の植物の葉を食べて育ちます。
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そのサルトリイバラの実。秋には赤くなります。
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卯の花、ウツギが咲き始めました。梅雨入り前の澄んだ日差しに輝いていますね。
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モミジイチゴの実。一つ一つが宝石みたいです。
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