2018年3月3日(土)
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気がついたら尾根緑道のヤマハンノキが完全に開花していました。デローンと伸びているのが雄花序、その付け根にある赤いイガイガみたいなのが雌花序です。
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ヤブツバキ。葉も花も陽に照らされて輝いています。
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アカシデの冬芽も心なしかぷっくりしてきたように見えます。
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これはマユミの葉芽ですね。早いものはほころび始めています。春近し、です。
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春の使者と言えばこれ、オオイヌノフグリですね。すがすがしい花色です。
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つい見逃しがちなのはノビル。「伸びる」ではなく「野蒜」です。野生の浅葱といった感じのものですね。地中にはミニアチュアタマネギみたいな鱗茎があって、酢味噌につけて食べると美味。
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ニワトコの芽吹きです。この冬芽の中にその後大きく広がる葉が格納されているんですね。
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一本杉。高さは20mくらいはあると思います。いい色合いになっていますね。もう花粉症とも四半世紀の付き合いなので、最近はスギを見ても特別は感情は芽生えません。
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クロモジの冬芽です。尖ったやつが葉芽、丸いのが花芽です。
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植栽のユキヤナギ。他の花々に先駆けて純白の花をつけます。
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再び尾根緑道に出ました。この辺りから先はもう小山内裏公園のエリア外です。ウメが咲き誇っていますね。
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白梅。花言葉は「気品」。なるほど。
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紅梅。花言葉は「優雅」。こちらも、なるほど。
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ヒメカンスゲの雄花。まだ堅く締まっているので、「蕾」みたいな状態です。
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2018年3月11日(日) その1
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伸び始めたキブシの花穂。まだ固いです。わずかに開いた花冠の奥にたくさんの雄しべが見えたので、これは雄花序です。
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満開を迎えているのはカワヅザクラ。でも花見にはまだ寒すぎますね。
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完全に満開状態です。そろそろピークを越えたあたりか。
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その枝の先で何やら動くものが。メジロが花の蜜を舐めに来ていたようです。嘴は硬いですがメジロには長い舌があって、その舌先がハタキののようになっていて蜜を絡めやすい構造になっているのだそうです(ハタキを知っている人はもう少ないのかも。)。
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ミズキの枝は上に向いて伸びます。「がちょーん」のときの指を上に向けたような感じですかね。
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のびのびと葉を伸ばしたヤツデ。余すことなく陽を受けています。これも鳥が運んだものでしょうか。
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明るい林床。でも木々の芽吹きととも陽が遮られます。こんなに明るいのももうじき終わりです。
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ダンコウバイが開花しました。早春の花です。
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カタクリの自生地。ここももうじき梢の葉に光を遮られる場所です。カタクリは明るいこの時期に葉を広げ、花を咲かせ、実をつける。そして初夏には地上から姿を消すのです。まさに春の妖精。
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2018年3月11日(日) その2
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カタクリ。早春の陽を浴びて可憐に咲いています。今年もこの季節になったか。うれしさがこみ上げてきます。
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コナラの幹に着生したノキシノブ。いったいいつぐらいからここにいるんでしょうか。
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ウグイスカグラは花期の長い植物。2月の中旬から咲き始め、ずいぶん暖かくなってからでもまだ咲いているのを見かけます。
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大田切歩道橋からの入口にあるフサザクラも咲き始めました。いろんな植物が一気に花を咲かせますね。これから忙しくなります。
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キリコロキロコロ…、カワラヒワがひと鳴きして飛び立っていきました。
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陽当たりの良い斜面にスイセンが咲いていました。たぶん植栽だと思います。
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パークセンター前庭のサンシュユ。栄養状態が良いのか、花付きが良く、花も大きいです。確か実も大ぶりでした(そういう園芸種?)。
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野草見本園でいち早く咲き出すのがこのセリバオウレン。純白の花冠。可憐です。
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2018年3月15日(木)
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大田切池に下っていく道の脇にコブシが咲き始めました。「北国の春」は名曲ですよね。この花を見るとつい口ずさんでしまいます。
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まさに開花の途中。イヌコリヤナギです。硬い冬芽が上からほぐれていくんですね。
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野山に春を告げるシュンラン。その名のとおり春の蘭です。
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クマシデの冬芽もほころんできました。どの植物でも芽吹きには青空がよく似合います。
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植栽のクリスマスローズです。今年は咲き始めがずいぶん遅かったよう。
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2018年3月25日(日) その1
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今日は小山内裏公園の観察会に参加。暖かい日が続き一気に春がやってきました。野草見本園も賑やかです。
これはハナダイコン。
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アマナ。甘い菜ということでしょうね。
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キブシも満開。これは雄花です。
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大田切池方面へ。
こちらはコブシ。純白ですな。
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満開で木の枝に雪が積もったようになっています。
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鮎道に向かって歩きます。シュンラン。盗掘が絶えないそうです。
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独特の香りで春を演出するヒサカキ。yamanekoとしては嫌いな匂いではありません。
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陽を透かして輝くクロモジの若葉。ああ、冬が終わったんだな。
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2018年3月25日(日) その2
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鮎道に出ました。クサボケも咲き始めました。
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モミジイチゴはうつむいて咲くので、下からのぞき込まなければなりません。
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カタクリの自生地までやってきました。一面に咲き誇っています。スプリングエフェメラル、今日の観察会の主役の一人です。
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モミジも若葉を展開させ始めました。まだ葉緑素が十分にできていないのか、この時期は赤っぽいです。
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鮎道から尾根道に出たところあるバッコヤナギ。まさに花盛りのタイミングでした。
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クロモジの花。一つ一つは小さいですが、集まるとなかなか華やかです。
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エノキの高いところにあるヤドリギ。もうじき茂る葉に隠されて、見えなくなってしまうでしょう。
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冬のイメージが強いヤブツバキですが、むしろ花盛りです。
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2018年3月25日(日) その3
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純白のブラシのようなユキヤナギ。尾根道沿いの植栽です。
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ヤブザクラ。花弁が平開するところ、萼片の根元がくびれているところ、萼片に鋸歯があるところなどがタマノホシザクラとの相違点。
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アカシデの花穂。もう花粉を飛ばしているようです。
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その隣に生えているクマシデ。こちらの方がやや長めです。
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植栽のヒュウガミズキです。小さな花を密に付けて、あたりが一層明るくなった感じ。
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こちらがタマノホシザクラ。花冠はランプシェードのようにやや閉じぎみです。萼片の様子が名前の基になりました。
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自生のタマノホシザクラ。周囲にロープが張られ根が保護されています。存在感のある木を囲んで参加者もリラックス。皆思い思いに観察していました。
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内裏池の畔に立つコブシ。その風格、見事としか言いようがありません。感嘆のため息が出そうです。
来月から大阪に単身赴任。こっちとの往復の生活になるので、「ヤマネコ散歩」は今後不定期掲載になります。ぼちぼち続けていきたいと思っています。
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