2016年5月3日(火)
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シュロの雄花序です。一房がラグビーボールくらいの大きさ。
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アカマツの雄花。これが開花状態です。
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こちらは雌花。今年新しく伸びた枝の先端に付いています。既に松ぼっくりの片鱗を見せていますね。
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ハルジオンに来ている蝶は…、体側に赤い斑紋が並んでいるので、これはジャコウアゲハ。ということはどこかにウマノスズクサが生えているということか。この公園ではまだ見たことはありませんが。
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キツネアザミ。都市部でも空き地などで見かけます。アザミと名が付いていますが、刺はありません。
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イタヤカエデの翼果はV字に付いています。カエデの種類によってはこれが八の字だったり、横一直線に付いたりと様々です。
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スイバをアップで。団扇みたいなものは果実です。茎の先端に密生している小さなつぶつぶはまだ雌花の状態。
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雑草といわれる花でも立ち止まってよく見ると可愛いものが多いです。このハコベなどもそのうちの一つ。
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シロダモの展開間もない若葉には金色の軟毛が密生していて、遠くからでも輝いて見えます。触ってみるとすべすべの手触り。でも、成長するときれいに抜け落ち、照葉樹特有の硬い葉になってしまいます。
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ハナニガナ(花弁黄色、8〜10個)は白いシロバナニガナ(花弁白色、8〜10個)の黄色バージョン。そのシロバナニガナはニガナ(花弁黄色、5個)の変種だそうで、ちょっと変なつながりになっています。花弁の色や個数の相違点から考えると、普通、ハナニガナがニガナとシロバナニガナの中間的な位置づけのような気がしますが。
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ホウチャクソウの花は、白磁のような滑らかな質感に見えます。先端は青磁ですかね。
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おっとシマヘビに遭遇。長さは1.5mほどありました。あっという間に藪の中に消えていきました。
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定期的に草刈りされる法面にはあちこちにヤセウツボが。高さ20cmほどで、なんか枯れ草に見えます。
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野草見本園へ。タマノカンアオイの葉の綺麗なこと。模様といい色合いといい、アートですな。その葉陰には花が咲いていました。
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満開のコデマリです。図鑑に掲載されている葉の形と若干違っていて、むしろ仲間のユキヤナギの葉に似ていました。葉の形には変異があるとのことなので、まあそういうことなんでしょう。
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4日前にはまだすべて蕾だったトチノキの花。まだだろうなと思いながら行ってみたら、ほぼほぼ咲いていました。早いです。でも、まだ花序の内側にはこれから咲く花の蕾が待機していました。
ヤマネコ散歩も3年目に入りました。まだまだ新しい気づきもあり、興味は尽きませんね。
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2016年5月7日(土)
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エノキに実ができていました。今年も花を見逃してしまい、残念。葉の展開と同時くらいの開花なので、また来年です。
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ハリエンジュが満開です。花だけ見ればフジにも見えますが、葉を見れば大丈夫。小葉の先端が尖っていればフジ、丸まっていればハリエンジュです。
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ニガキの雌花序。花盤の中央の丸いものは子房で、その真ん中から柱頭が伸びているのが分かります。
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ナンキンハゼの若葉。なめし革のようにしっとりとしていました。
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オオシマザクラの実。ソメイヨシノがあまり結実しないのに比べ、オオシマザクラはちゃんと実が生り、熟すと黒くなります。
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むむむ…、これは何だ? 高さ約50cm、葉は披針形、茎に軟毛があり、花冠は2cmほど、舌状花は約30個。 ←コウゾリナであることが判明。
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フタリシズカ。でもこれは3人なので、かしましいのかも。
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野草見本園へ。これはコバノタツナミです。
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なんとなく湿ったところに生えるイメージのあるアヤメですが、実際は山野の開けたところなどに生えています。水辺を好むのはカキツバタです。
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カツラの葉が展開し終えました。丸く可愛い葉が並んでいます。
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ホウノキは立派な花に目が行きがちですが、葉も負けずに立派です。花を中心に輪生しているように見えて、ちゃんと上下の重なりがあります。その付き方をじっくり見てみるのも面白いです。ちょっとした発見がありますよ。
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2016年5月12日(木)
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いよいよ今年もエゴノキの花が咲き始めました。最盛期には尾根道を真っ白に飾ります。
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マルバウツギ。今年は花数が少ないです。
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キハダの開花。あまり馴染みのないミカン科の植物です。
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マユミも咲き始めました。この時期の樹木の花は白いものが多いです。
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ノイバラは満開。コマルハナバチはしきりに訪れていました。
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朝の尾根道。木漏れ日が清々しいです。
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2016年5月15日(日) その1
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今日は小山内裏公園の観察会に参加。パークセンターをスタートして、園の西側を巡ります。
ヘラオオバコ。花穂の下から順に咲いていきます。
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ユウゲショウは明治時代に観賞用として移入されたものだそう。ユウゲショウはオシロイバナの通称でもあり、それと区別するためにアカバナユウゲショウと呼ぶこともあるそうです。
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草地の植物が続きます。これはブタナ。やはり帰化植物です。こういった草地は外来種が定着しやすいんでしょうね。
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ニワゼキショウは花冠の大きさわずか1.5cmほどですが、それでも立派なアヤメの仲間。
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マメ科の花の特徴(蝶形)を備えたミヤコグサの花。
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アカツメクサにヒョウモンチョウの仲間がやって来ていました。羽が欠けていますがどうしたんでしょうか。
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ニシキギの枝になりきろうとするシャクトリムシ。これじゃ鳥の眼は誤魔化されないでしょうね。
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ハコネウツギ。植栽されたものです。ウツギと名の付く植物には様々な出自のものがあって、これはスイカズラ科。他にはアジサイ科やバラ科なども。
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マユミの花には雌しべが長くて雄しべが短い形のものとその逆パターンのものとの2形態があります。これは前者ですね。
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こっちは後者のパターンです。
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イボタノキの花。清楚な感じのする花です。
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2016年5月15日(日) その2
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スイカズラの別名は金銀花。花は始めは白く、後に黄色になるので、これを銀色・金色と表現したものです。
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匂いが独特なのでちょっと敬遠されがちなドクダミ。よく見ると不思議な形をしています。花はごく小さく、中心の塔みたいなものの表面に密集しているんですよね。
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背中にハート模様のあるエサキモンキツノカメムシ。インパクトのある外見ですが名前を覚えるのはなかなか。漢字では「江崎紋黄角亀虫」となるようです。
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モミジイチゴの実が熟していました。観察後、味を確認。
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ガマズミ。今、ちょうど盛りですね。純白の花に濃緑の葉で、写真を撮るのが難しいです。
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鮎道にはヤマツツジの群落(元は植栽?)があるのですが、今年は花数が少ないようです。
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このパンクなビジュアルの毛虫はヒメシロモンドクガの幼虫。毒蛾といいつつ図鑑によると毒針毛はないとにことです。
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パークセンターに戻ってきました。これは野草見本園に植栽されているサイハイラン。これで満開状態です。
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これも野草見本園で。名札にはヤマシャクヤクとありましたが、ヤマシャクヤクといえば白い花で、野山で赤いものに出会ったことはありません。
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このアザミはノアザミ。春に咲くアザミは少数派だそうです。
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ダイミョウセセリ。このチョウには関西型と関東型があるそうで、これは関東型。関西型は左右の白紋が半円形に連なり繋がっているのだそうです。関ヶ原あたりが分かれ目だそうですが、関東でも関西型が見られるそうです。
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ハハコグサは地味な存在ですが、よく見ると花の形はかなりポップ。この花にも虫が訪れるのでしょうか。どこから蜜を吸うの?ちなみにこれでもキクの仲間です。
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2016年5月18日(水)
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野生のサイハイラン。本来こういった藪っぽいところに生えるんですよね。
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エゴノキの花がびっしりと付いています。梅雨入り前って感じですね。
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白い手裏剣みたいなヤマボウシ。
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この時期、樹木は白い花が多いですね。満開のガマズミの花は、遠目には雪が積もったみたいに見えます。
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2016年5月21日(土)
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「卯の花の匂う垣根に…」のウツギ。なぜか小学校(木造校舎)の音楽室の窓からこの歌声が聞こえてくる初夏の情景がずっと心に残っています。
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ヤマグワの実が色付き始めました。美味しく熟すにはまだまだで、真っ黒になるまで待たなければなりません。
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この可愛い花はカキノキのもの。園内には植栽されたものもありますが、これはもともとこの山にあったものだと思います。森の中に生えていることもさることながら、何しろ収穫には適さないほど高木に育っています。
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見上げると展開を終えたトチノキの葉が初夏の日差しを透かしていました。
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2016年5月25日(水)
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カラズザンショウの葉が概ね展開し終えたようです。本家のサンショウとは比べものにならないくらい大きいです。
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野草見本園にて。ホタルブクロが咲き始めました。
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クマシデの果穂。まるでホップのよう。
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パークセンター前の畑にはジャガイモの花が咲いていました。
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トウカエデの果実。たわわです。
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