2014年12月2日(火)
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南広場にあるこの木。ムムム…。ミズメでしょうか。葉の縁は重鋸歯気味で、葉脈ははっきりし表側がへこんでいました。幹に傷をつけてサロメチールの匂いがしたら間違いありませんが。(後日、アカシデであることが判明。)
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秋が深まり木々が葉を落としてきたので、尾根道にも朝日が差し込んでいます。
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ネムノキ。青空をバックに。
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そしてこちらはサクラ。
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尾根道から南大沢方向を望む。眼下は里山広場。
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2014年12月7日(日)
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午前10時前、公園に日の光がたっぷりと。その陽射しを受けて、ゴンズイの実が宝石のような輝きを放っています。
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ドッグランの奥に尾根道が透けて見えるようになりました。
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尾根を越えて里山広場の方に下っていきます。日陰には霜をまとった落ち葉が。
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霜柱もシャープです。ところてんみたいに一晩でこれだけの長さ、にゅーっと伸びたんですね。
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正面入口近くのカリン。熟すと甘い香りがします。
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パークセンター入口にはこんな飾り付けが。この時期、街もクリスマスカラーで溢れています。
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2014年12月10日(水)
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園南東側の入口。尾根道まで見渡せるようになりました。実際には結構な傾斜なんですが、写真では緩く見えますね。
気温が低く、息が白いです。
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どこもかしこも落ち葉で覆い尽くされています。尾根道、こんなに広かったかな。いや、アスファルトの道と土の遊歩道とが一体化して幅が広く見えているだけでした。
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コゴメウツギ。日当たりがよくない場所に生えているからか、黄葉が今ひとつ。和芥子色の黄葉がお気に入りなんですが。
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ようやく陽が差してきました。尾根道の東端近くの雑木林です。
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これは柿色といったらいいのか。カマツカです。材が折れにくく鎌の柄に用いられたことによるネーミング。牛殺しという物騒な地方名もあって、これは牛に鼻ぐりを付ける際に穴開け道具として用いたことから。ピアスの穴開けみたいなことです。
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東展望広場の方は完全に光に覆われていました。
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2014年12月13日(土)
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前回に続き南東側の入口。木々に葉が繁っている頃は薄暗い坂道でしたが、今は明るい雑木林です。
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アカシデの残り葉。季節は冬に移りつつあります。
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今日はガイドウォークに参加しました。
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ウメの冬芽。芽鱗で守られています。
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そのウメの木の小枝にミノムシが。おそらくオオミノガのものではとのこと。今頃は在宅中のようです。雌は一生この実のから出ないのだとか。
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ソシンロウバイの冬芽は丸っこいです。
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こちらはコナラの冬芽。枝先に3、4個まとまって付くのが特徴。角張っていて、上から見ると四角に見えます。
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大田切池の水面。陽だまりの中で時が止まったようです。
H ゴンズイの葉に薄く糸を張った緑色の小さなクモ。ワカバグモ? このまま冬を越すのでしょうか。
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大田切池の畔から。静かな冬の午後でした。
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2014年12月17日(水)
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厳しい冷え込みの朝です。ベンチの上に溜まった夕べの雨が完全に凍結していました。さすがは多摩丘陵。
写真はハナゾノツクバネ。紅葉っぽく見えるのは萼片。もともとこんな色です。
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コムラサキのドライフラワー。自然が作り出した味わい深い色だこと。
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ケヤキの落葉。それぞれの葉の付け根に実が付いています(写真では落ちてしまって1個しか残っていない。)。写真のように枝先の葉が数個まとまって落ちるのがケヤキの特徴で、これは風の抵抗を受けやすくすることによって遠くまで実(種子)を飛ばす工夫とのことです。
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2014年12月21日(日)
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南東側の入口からの坂道。周りの木々が葉を落とすまでは薄暗いトンネルのような小径だったのですが、このモミジはそんな中でも少ない光で光合成を続けて、見事に紅葉しています。偉いもんだ。
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東展望広場の隣にあるコナラの丘。葉を落として林の奥まで光を呼び込んでいます。
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ガマズミの実もいい具合に干からびできました。
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見上げると、冬晴れに四筋の雲を残して横切る飛行機。機体の腹にくっきりと「NCA」のロゴが。日本貨物航空のジャンボジェットのようでした。妙に近く見えましたが、音が聞こえないところをみると、実際にはずいぶん高いところを飛んでいるんだと思います。
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尾根道の東端までやって来ました。尾根道はまだずっと続きますが、小山内裏公園のエリアはここまで。ここからは左の小径を下りて行きます。
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ここもずいぶん見通しが良くなりました。同じ場所を時期を変えて見ると…。
一月前 (26年11月16日)
3箇月前 (26年9月13日)
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テッポウユリの刮ハが。もしかしたらタカサゴユリのものかも。中身はもう空っぽでした。
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多目的広場から滑り台横の階段を上り、再び林の中へ。時刻はまだ午後1時なのに木々は長い影を伸ばしています。
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暮れも押し詰まって、ようやく多摩丘陵では秋が終わりを告げるのでした。
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季節を間違えて咲いてしまったシナレンギョウの花。昨日の冷たい雨の水滴を抱いて蕾のようになっていましたが、指先で水滴を落としてやると写真のように花弁を広げました。これから訪れるのは厳しい冬。間違えてでもせっかく咲いたのだから、せめて寒さに枯れるまで美しい姿でいさせてあげたい。
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里山広場から尾根道に上がる階段。この向こう側が南広場です。
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2014年12月25日(木)
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巷ではクリスマス。朝の情報番組の天気コーナーで、過去30年間で東京がホワイトクリスマスになった回数は0回とか言っていました。今朝も冷え込んではいますが、ご覧のとおり多摩丘陵でさえ「ブラウン」クリスマスです。写真は尾根道から見下ろした里山広場。
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色の少ない野草見本園で生命感を感じさせていたのはマンリョウとかヤブコウジとかの赤実系のみでした。
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クローバーの上に降りた霜。風もなく放射冷却で地表付近の気温が0℃以下になったのでしょう。冷たい葉に触れた空気の水蒸気が昇華した姿です。
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パークセンター前の畑に炭と落ち葉が鋤き込まれていました。春の植え付けの準備でしょうか。
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2014年12月28日(日)
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小山内裏公園を貫くトンネル。夏の頃とはずいぶん印象が変わりました。
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トンネル上部にある階段。登り切った左右にあるゲートポールの上にはなぜかフクロウの像が鎮座しています。公園の門のようにも見えますが、たぶんここはトンネルの付帯施設で、公園の敷地ではないと思います。でもあれか、都道のトンネルと都立公園だから、調和するように整備したのかもしれませんね。
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階段を上った先からの風景。南広場です。
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カラスザンショウの実が果穂ごとたくさん落ちていました。果実が開裂して黒い種子が露出しています。種子は案外しっかり付いていて、振っても落ちませんでした。潰そうとしてもカッチカチに硬かったです。
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どこにでもいるキジバト。餌を探しているようです。夕暮れ時に鳴き声を聞くと、もの悲しいような寂しいような、そんな気持ちになるんですよね。
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初っぱなから茶色っぽい写真ばかりでしたが、生き生きとした緑色の葉っぱを見るとなんだかホッとしますね。古来常緑の松などをめでたいものとする感覚に納得できる気がします。
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コナラの木の地面から7、8mくらいのところにスズメバチの巣が。キイロスズメバチのものでしょうか(若干色が濃いような…。)。木が葉を落としてその姿が露わになったというわけですね。
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鮎道もずいぶん見通しが良くなりました。
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大田切池の表面が凍っていました。時刻は午後1時で、一日の内で最も気温が高くなる時間なんですが。
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パークセンター前にこんなものが。先日、センターの催しとして「春の七草の寄せ植え」教室が行われていたので、その作品でしょう。でも、これは一つの切り株に1種類ずつなので「寄せ植え」ではないですね。
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2014年12月31日(水)
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ミツバアケビの黄葉。落ち着いた色合いです。周りの植物が枯れ落ちて姿を現した格好です。
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内裏池のある谷戸。津島トンネル北側の入口から入って下った辺りです。夏場は湿気の多いところだったのですが、この季節は乾燥していますね。
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ヤマコウバシの葉。この木は葉が枯れてもなかなか落ちません。ほぼ全体的に残っています。
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内裏池。この池の水が澄んでいるところを初めて見ました。水底の落ち葉の堆積まではっきりと見えます。でも、魚の影はまったくありませんでした。ところで、夏場に見かけたミシシッピアカミミガメはどこに行ったのか。あんなにいたのに。
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小山内裏公園を貫くトンネルの南大沢側の出入り口付近。
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アラカシです。冬芽はまだちょっと小さめ。
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パークセンター前に大きな門松が設置されていました。モダンなデザインですね。
正月を迎える準備も整っているようです。
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