2014年 7月 小山内裏公園MAP
 
 
2014年7月4日(金) 
 

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 今日は小雨の中の散策。水滴を付けるネムノキの花も風情あり。
 
 

A
 アジサイはむしろ生き生きと。
 
 

B
 ハナゾノツクバネ。垣根植物として多用されています。
 
 

C
 雨のため行き会う人もない中、道の真ん中にガマガエルが「今日は俺の天下だ」といわんばかりに見得を切っていました。微動だにせずに。
 
 

D
 ドッグラン。こんな環境で走り回れるのなら、犬も楽しいでしょう。会員制です。
 
 

E
 カラスザンショウの花序が伸びてきました。
 
 

 
 
 
2014年7月8日(火) 
 

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 今日は南広場から。再びユウゲショウの群落ができていました。5月下旬に咲いていて、その後姿を消していたのですが。
 
 

A
 ドッグランを右手に見ながら小径を上っていくとすぐに尾根の道に出ます。あの明るい辺りがそうです。
 
 

B
 尾根道に出たら、そのまま反対側に下っていくとそこが里山広場。野草見本園にはチダケサシが咲き始めていました。夏の花です。
 
 

C
 キキョウも夏の花と言っていいでしょうね、秋の七草ですが。
 花の中央を見ると面白いです。キキョウは「雄性先熟」。つまり自家受粉を避けるため、まず雄しべが成熟して花粉を作り、その後代わって雌しべが成熟して他の花の花粉を受けるという仕組みです。
 右下の花と左から2番目の花は雄しべが成熟している段階。真ん中にある雌しべの軸を取り囲むように雄しべが張り付いて、先端部で花粉を作っています。
 右から2番目と3番目は雄しべが役目を終えて、雌しべから離れて広がった状態。雌しべが成熟するまでの中間段階です。
 一番左が雌しべが成熟した段階で、柱頭が五つに開いています。
 
 

D
 里山広場のパークセンター横から尾根方向を望む絵。
 
 

 
 
 
2014年7月13日(日) 
 

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 今日は園の東側の草地広場から入って小山内裏公園の東の端にある丘を巡ることに。まず草地広場で見つけたクスノキの若い実。カネゴンの目のようです。
 
 

A
 森の中に入って見つけたのはマヤラン。もう多くの株は花が終わっていました。
 
 

B
 アキノタムラソウ。まだ梅雨も明けてないのにもう秋か。
 
 

C
 キブシ。たわわすぎ。
 
 

D
 コナラの樹液を吸いに来ているオオスズメバチ。右上に割り込めなくて順番待ちをしている虫がいます。
 
 

E
 谷に下りるとオオバギボウシが。こちらはもうじき開花です。
 
 

F
 リョウブの花はもう終わりかけ。
 
 

G
 最後は多摩境駅に近い南東側の入口に下りてきました。ここにあるウワミズザクラは実の付きが悪かったのか、それとも何かに喰われたのか、かなり寂しい感じ。この時期に色づきはじめます。
 それにしても梅雨明けはまだかいな。
 
 

 
 
 
2014年7月17日(木) 
 

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 樹木の花は5月中くらいにはあらかた咲き終わりますが、ネムノキに関しては時期が完全にずれていて、いまだに満開状態。
 
 

A
 子どもの頃、アカツメクサの花をちぎって蜜を吸っていました。根元のところがかすかに甘いんですよね。
 
 

B
 セイヨウタンポポはとかく悪者扱いされがち。
 
 

C
 トウカエデの翼果。
 今日は蒸し暑く、この散策から帰って出勤するまでにシャワーを浴びずにはいられないほど。これから毎回そうかも。
 
 

 
 
 
2014年7月20日(日) 
 

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 今日は里山広場から反時計回りに鮎道へ。
 (おそらく)ヒグラシの抜け殻。夕方、内裏公園の方から哀愁を帯びた鳴き声が聞こえてきます。
 少年時代の夏休み、午睡から覚めて家に誰もいないときなど、心細さからかヒグラシの声が妙に大きく聞こえたことを思い出します。
 
 

A
 ミソハギ。盆花ですね。ちょうどお盆の時期に咲いていますが、7月に盆の行事を行うのは東京、静岡、金沢などごくごく限られた地域で、他の全国ほとんどの地域は8月なのだとか。
 
 
B
 これはイヌゴマ。写真でもギリ分かりますが、茎には下向きに刺(硬い毛?)が生えていて、触るとざらざらします。
 
 
C
 薄暗い藪によく映えるヤマユリの花。花冠が重たそう。
 
 

D
 ゴンズイの果実。梅干しの種のような果実は最終的には赤肉色に熟し、秋になるとパカッと開裂します。
 
 

E
 ウワミズザクラの果実。クマの好物だそうですが、これで腹を満たそうとすると相当食べないと。
 
 

 
 
 
2014年7月23日(水) 
 
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 朝の散策も次第に汗ばむようになってきました。今日は園南東側の入口から。
 
 

A
 おなじみヘクソカズラ。花はあくまでも清楚。
 
 

B
 クズの葉が虫に喰われてまるでフィヨルドのよう。縁の方が美味いのか、奥まで食べ進んだ痕跡はなし。
 
 

C
 色といい造形といい、ポップアートのようなツユクサ。
 
 

D
 ヤブマオ。花がみっしりと付いています。
 
 

E
 アップで。雌花の集まり(雌花序)。
 
 

F
 ツルタケ。いぶし銀の色。軸は石膏のような白。
 
 今日、関東甲信越地方は梅雨明けしたそうな。
 
 

 
 
 
2014年7月25日(金) 
 

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 今日はめずらしく園南西側の入口から。ここから入る人は日頃そう多くはないと思います。
 
 

A
 はやくもヒヨドリバナが。ようやく梅雨が明けたと思ったらもう秋の予兆が。
 
 

B
 尾根道をブラブラ。舗装路の横にはウッドチップが敷かれた歩道があり、ここを歩くと足の裏に伝わる感触が気持ちいいです。
 
 

C
 小さな栗の実が落ちていました。まとまって落ちているところを見ると、ゲリラ的な夕立でたたき落とされたのかもしれません。
 でもこんなところに栗の木があったとは。
 
 
D
 見上げるとそこそこ立派なクリの木でした。
 
 

 
 
 
2014年7月28日(月) 
 

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 今日は尾根道を越えて野草見本園へ。
 フシグロセンノウ。節は黒というより赤だけど。
 
 

A
 カリガネソウ。まだ咲きはじめで蕾が多いです。
 
B
 コバギボウシは全体にぼってりとした印象。
 今日見た3種とも1週間前には咲いていなかったもの。季節は小刻みに変化していきます。
 
 

 
 
 
2014年7月30日(水) 
 

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 東側の尾根道。
 
 

A
 エノコログサ。別名ネコジャラシ。ひげの根元の小さな黄土色のものは花。米粒状の小穂の先から雄しべの葯と雌しべの柱頭が顔を出している状態です。そういえば稲の出穂もこの時期か。
 
 

B
 オニドコロ。漢字では「鬼野老」。野老と書いてトコロと読みます。太めの根茎にひげ根が多いので老人に例えたものとのこと。(海老の名付けに真似たもの)
 
 
C
 オニドコロの花序をアップで。直径5mmの花です。