2022年 10月 小山内裏公園MAP
 
 
2022年10月2日(土)
 

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 ノコンギク。舌状花は実際にはうっすらと紫色をしています。
 野草見本園で。
 
 
A
 これはコマツナギ。ツル性の茎から果序を立てています。この茎が強靱で、馬をつないでも切れないということからの名前です。
 
 

B
 これはシラヤマギクでしょうか。野の菊としてポピュラーな種です。
 
 

C
 内裏池の脇で咲いていたミゾソバ。小さな花ですが、透明感があって可憐です。
 
 

D
 トサミズキの果実。ぱっと見、甲虫が寄り集まっているかのようです。
 
 

E
 イタドリの花。一つ一つはごく小さいですが、朝日に映えて清々しい姿をしています。
 
 
F
 九反甫谷戸にやって来ました。ちょうどキバナアキギリが満開で、黄色の群落を作っていました。
 
 

G
 園内のどこかから移植したものではないかと思われるツクバトリカブト。内裏池近くの東屋のところでしか見かけません。
 
 
H
 トリカブトのすぐ近くにはイヌショウマ。こちらも移植したものか。
 
 

I
 ガマズミの果実が色付き始めました。秋が深まるにつれ実の色も深紅に深まっていきます。
 
 

 
 
 
2022年10月8日(土)
 

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 南広場の脇にあるマルバウツギ。果実は独楽のような独特な形をしています。
 
 

A
 尾根道に出て反対側の里山広場に下るところにヤブザクラがあります。もちろん春には満開に花を付けますが、毎年この時期にも数輪の花を付けます。
 
 

B
 クマノミズキの果序。珊瑚みたいです。植物が実を赤くするのは鳥に見つけてもらうためという話も聞きますが、クマノミズキの場合果序を目立たせる作戦でしょうか。
 
 

C
 野草見本園のニシキギ。果実です。暗褐色の皮が裂けて、オレンジ色の果肉のようなもの(仮種皮)がむき出しになっています。種子はその中にあります。
 ニシキギは枝に薄い板状の翼があるのが特徴。この翼ができないものをコマユミといいます。
 
 

D
 大田切池のほとりにやって来ました。これはコブシの集合果。袋果と呼ばれる果実が寄り集まったものです。熟すと袋果が裂けて朱色の種子が顔を出します(既に下の方のものは出てきている)。この形状がコブシ(拳)の名の由来という説もあり。
 
 
E
 セイタカアワダチソウ。なかなか繊細な姿の花です。
 
 

F
 コブナグサの群落。チヂミザサとの混群になっていて、お互いに葉がよく似ています。葉は黄色の染料に利用され、黄八丈(八丈島特産の草木染めの絹織物)の黄色はこの葉から染め出したものだそうです。
 
 

G
 アザミを訪れるイチモンジセセリ。蛾に間違われやすいですが、蝶の仲間とされています。これから花が少なくなって大変でしょうね。
 
 

H
 ジョロウグモの腹部がぷっくりと膨れる季節になりました。ところで、なぜに逆立ちで獲物を待ち受けるのか。
 
 

I
 オトコエシの花をアップで。天の川に輝く群星のよう。
 
 

 
 
 
2022年10月15日(土)
 

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 野草見本園です。
 カワラケツメイに果実ができていました。鞘は薄っぺらいです。
 
 

A
 カラタチバナ。センリョウ、マンリョウの並びで「百両」と呼ばれています。正月の寄せ植えなどに使われるおめでたい植物です。
 
 

B
 ツリフネソウは花期が長いですね。1か月以上続いています。果実は今にも弾けそう。
 
 
C
 ヤブミョウガの実は付き方が独特。電線に並ぶスズメみたいです。
 
 

D
 公園のフェンスでミツバアケビの実が成っていました。熟して割れているものもあります。子どもの頃、野山でよく食べました。
 
 

E
 トンネル上の道沿いにコシオガマの保護エリアがあります。毎週チェックしていましたが、今回咲いていました。
 
 
F
 内裏池の畔までやって来ました。フェンスにヤマノイモの蔓が。もう秋なんですね。10月だしあたりまえか。
 
 

G
 イヌタデ。別名をアカマンマ。でも、実際に食用にされていたわけではなく、子どものままごと遊びでの呼び名だそうです。九反甫谷戸の入口で。
 
 
H
 サワフタギに瑠璃色の実が付きました。本来は散房状にたくさん付くのですが、ここでは1個ずつ4、5個確認できたのみでした。そういえば春の花付きも良くなかったです。環境のせいでしょうか。名前の由来が「沢に被さって塞ぐように繁る」ということですが、ここは尾根の上なので乾燥しがちなのでは。 (とはいえ自生ですよね。)
 
 

I
 ゴンズイの実が重たそうにぶら下がっています。でも鳥とかが食べに来ているところは見たことないような。
 
 

 
 
 
2022年10月23日(日)
 

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 尾根緑道にサザンカが咲き始めました。周りの空気もピンと張って秋の深まりを感じます。
 
 

A
 道端に生えていたクワクサ。まだ成長過程で、丈はもっと伸びるはず。丸いのは若い花です。
 
 

B
 西展望広場にやって来ました。ここではセンブリが保護されています。こちらも花が付くまでにもうちょっとかかりそうですね。センブリは苦い生薬。千回振って煮出してもまだ苦みが消えないという意味のネーミングです。
 
 

C
 薬用として日本に入ってきたシャクチリソバ。実はえぐみが強くて食べられないとのこと。ただ、若葉は食用になって、「野菜そば」という名で普及が図られたこともあったのだそうです。
 
 
D
 いかにも野菊という風情のシラヤマギクです。質素な感じがいいですね。侘び寂びに通じるものがあるような、ないような。
 
 

E
 季節外れの強い陽射し。毛が密生しているガガイモの花がなんだか暑苦しそうです。
 
 

F
 こちらはその陽射しをはね返すセンニンソウ。
 
 

G
 結構ビビッドな色合いをしているクサギの実。赤紫色の萼にコバルトブルーの実はコントラストが強めです。
 
 
H
 色付き始めたノブドウの実。でも、成熟すると色付くというわけではなく、赤色や青色、紫色に色付くのは虫が寄生した実で、寄生しない実は白色になるのだそうです。
 
 

I
 ノコンギク。薄紫色なんですが、写真ではほぼ白色にみえますね。
 
 

J
 小山内裏公園にはボランティアが管理している畑があり、今は里芋の葉が盛大に繁っています。
 
 

 
 
 
2022年10月30日(日)
 

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 南広場の近くにあるイヌザンショウ。実が熟し、中からテカテカの種子が露出しています。
 
 

A
 そこにやって来たのはキジバト。美味しそうに種子をついばんでいました。
 
 
B
 入口にある何本かのトウカエデのうちこの木だけ紅葉が進んでいました。毎年この木は紅葉が早いです。せっかちなんですかね。
 
 

C
 尾根緑道を越えて里山広場へ。カツラも黄葉が始まっていました。ぷっくりとしたハート型の葉が可愛いです。
 
 

D
 野草見本園へ。
 これはカラスノゴマの果実。鞘が裂けそうになっていますね。完熟です。
 
 

E
 その鞘を手に取ってみると、すぐにバラバラになってしまい、中から胡麻のような種子がこぼれ出ました。これがカラスの胡麻なんですね。
 
 
F
 これはオヤマボクチ? それともハバヤマボクチか。かなり攻撃的な姿をしていますね。
 
 

G
 ホトトギズ。今年はちょっと花付きがよくないような。これから盛りを迎えるのかな。
 
 

H
 アラカシの若い果実。よく見るとストライプが洒落ています。ブナ科のドングリには受粉したその年に成熟するものと翌年に成熟するものがありますが、アラカシは前者です。
 
 

I
 風に揺れるススキ。秋深しですな…、ん?何か黄色いな。
 
 

J
 よく見ると開花していました。黄色いのが雄しべの葯、暗褐色の小さなブラシのようなものが雌しべ。
 
 

K
 ギンモクセイ。辺りには甘い香りが漂っていました。キンモクセイより都会的な感じのする花です。
 
 

L
 大きなトチノキの下に入って見上げると、黄葉に取り込まれたみたいになりました。
 
 
M
 内裏池にやって来ました。フェンスの上にはセンニンソウの果実。羽毛のような毛をまとっています。
 
 
N
 カラスウリの実。オレンジ色が実りの秋を感じさせます。ただ、これを好んで食べる者をしりません。栄養価が低いんでしょうね。
 
 

O
 シロノセンダングサ。痩果は棘のあるひっつき虫です。全体的にコセンダングサに似ていますが、花を見れば一目瞭然。白い舌状花が4個から7個くらいあります。コセンダングサには舌状花はなし。