2022年 9月 小山内裏公園MAP
 
 
2022年9月3日(土)
 

@
 ヤマホトトギスの蕾。開花後の姿もユニークですが、蕾も負けず劣らずです。
 
 

A
 早くもヤクシソウが咲き始めました。小さな花がバラバラとたくさん付きます。野辺を飾る花で、「里の秋」といったイメージ。
 
 

B
 クマノミズキの果序。枝の部分が赤く色付き始めていますね。秋が深まると更に赤くなり、これが地面に落ちているのを見ると、珊瑚が転がっているように見えます。
 
 

C
 野草見本園にやって来ました。
 カワラケツメイの花。葉はネムノキに似ています。マメ科ですね。でも花の形は蝶形花ではありません。
 
 
D
 カリガネソウが満開です。カリガネとは「雁」(かりがね)のこと。すなわち渡り鳥の雁のことです。この花の形を雁が飛ぶ姿に例えたのだそうです。
 
 
E
 ジャパニーズ・グリーン・モンスター。クズはその繁殖力の強さから、海外ではそう呼ばれているそうです。花は甘い香りを放ちます。名前に反して様々な形で人間の役に立っている有用植物。
 
 

F
 大田切池までやって来ました。久々です。今日は風もありません。
 
 
G
 複雑な花の構造をしているヤブツルアズキ。漢字では「藪蔓小豆」です。アズキの母種だそうです。
 
 

H
 鮎道に回ってきまっした。道の両側にはコヤブタバコがたくさん。扁平な頭花を下向きに付けます。
 それにしても鮎道には蚊が多くて、ゆっくり写真が撮れないほど。
 
 
I
 秋ですな。もうツルボが咲いています。淡いピンク色の繊細な花です。
 
 
J
 ツリガネニンジンが咲いていました。この花のための保護エリアの中です。保護されているということは、ここでは消えかかっているのかな。
 
 

K
 ヤブラン。ランと言いつつラン科ではなく、ユリ科です。この花を見ると「残暑」を感じます。
 
 

L
 森の妖精か?
 
 

M
 キクイモの花。昔はよく栽培されていたのだとか。地下の塊茎を飼料などに利用したそうです。
 
 
N
 オオブタクサ。秋の花粉症の主役で、一度はびこると駆除はなかなか困難。一年草なので種が落ちる前に刈り取ることがポイントだそうですが、いかんせん大型なので刈るのも大変そうです。
 
 

 
 
 
2022年9月11日(日)
 

@
 先週は蕾だったヤマホトトギス。綺麗に開花しています(左上のものは既に枯れています。)
 
 
A
 アキノノゲシ。強い陽射しで舌状花が白く見えますが、本来は薄いクリーム色をしています。
 
 
B
 蔓を伸ばして旺盛に繁っているのはコバノカモメヅル。花は暗褐色の星形。
 
 

C
 ツリフネソウが咲き始めました。
 
 

D
 もうヤマハギが咲いていました。いや、野山は既に秋か。
 
 

E
 イタドリの花。ここまで大量に花を付ける意味は何なのか。
 
 

F
 これはアレチヌスビトハギ。これまでもここに生えていたのでしょうが、yamanekoとしては初めて気がつきました。
 
 

G
 クヌギの果実が成熟しつつあります。
 
 

H
 九反甫谷戸のタマアジサイ。
 
 

I
 ゴンズイの果序。ずいぶん赤味を帯びてきました。
 
 

J
 雑草の代表格、マルバルコウソウ。自然観察を始めた頃に出会った花で、こんなに可憐な花を雑草として人々は見過ごしているのかと印象に残った花です。
 
 

 
 
 
2022年9月17日(土)
 

@
 3回連続で先頭はヤマホトトギス。蕾、花と続き、今回は果実です。
 
 

A
 伐採された木を長い時間をかけてキノコが分解していきます。
 使わなくなった木材を燃やしてしまうと蓄積されていた二酸化炭素は瞬間的に放出されてしまいますが、キノコに分解を任せると時間をかけてゆっくりと放出されることになります。特に菌類の種類が多いほどその分解スピードは遅くなり、その分温暖化抑制に寄与しているのだそうです。
 
 

B
 ホオノキの集合果。まだ熟し始めといったところ。
 
 

C
 ミズヒキ。のし袋の水引にちなんだネーミングなのだとか。
 
 

D
 白花のヒガンバナ。そういえばもうじき彼岸ですね。しばらく墓参りにも行っていないな。
 
 
E
 ヒガンバナは本当にピンポイントで彼岸に咲きます(自分の経験則から。)。地方によって呼び名も異なり、一説には全国に600以上もの地方名があるそうです。
 
 

F
 パークセンター横の野外展示場では今秋の七草にちなんだ植物を紹介しています。これはオミナエシ。
 
 

G
 ヤブツルアズキに若い果実ができていました。見た目インゲンみたいですね。
 
 

H
 観察用に一鞘いただいて縦に割ってみました。きちんと豆が並んでいますね。ヤブツルアズキは小豆の母種と言われています。
 
 

I
 花壇から逃げ出したキバナコスモス。均整の取れた姿をしていますね。
 
 
J
 アキノノゲシ。「里の秋」という感じです。
 
 

K
 コセンダングサかそれとも近縁種との交雑種か。ひっつき虫です。
 
 

 
 
 
2022年9月25日(日)
 

@
 イヌザンショウの実が熟してきました。褐色の実が開裂して光沢のある黒い種子が出てきています。
 
 
A
 ネムノキの果実は葉が落ちた後も枝に残ります。鞘はエンドウ豆や大豆に比べるとずいぶん扁平な形をしていて、中の種子も平べったいです。褐色に熟すと中の種子(豆)だけ落ちてしまいます。
 
 

B
 シルバーウイークは二つの台風のせいで雨続きでした。ようやく最終日に秋晴れが戻ってきました。
 
 

C
 シャクチリソバ。ソバよりえぐみが強くて食用には向かないそうです。昔はもっぱら葉を食用にしたとのこと。「シャクチリ」には「赤地利」の字が当てられていますが、名の由来は不明。確かに当て字っぽいですね。
 
 

D
 ヒガンバナ。6個ほどの花が寄り集まって頭花を形成しています。工芸品のような美しさです。
 
 

E
 メヒシバ。秋の陽を受けて輝いています。生命力旺盛ですね。
 
 
F
 これはカナムグラでしょう。茎や葉柄に下向きの棘があって、いろんなものに絡みつきます。なかなかしっかりと絡まり、藪の中では厄介です。
 
 

G
 これはおそらくツノマタタケ。腐った木に生えるのが特徴で、写真は切り株の断面に生えたもの。可食とのことですが、ちょっと食指は伸びませんね。