2019年 4月 小山内裏公園MAP
 
 
2019年4月7日(日)
 

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 東京に戻ってきてから最初のヤマネコ散歩。今日は「さくらまつり」に参加して、その後来週のガイドウォークの下見です。
 これはヒュウガミズキ。垣根によく使われます。同じ用途に用いられるトサミズキに比べると花は小ぶりです。
 
 
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 キブシ。これは雌花です。花冠の中を覗いてみると、柱頭の基部が膨らんでいます。
 
 

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 白い波飛沫を形にしたようなユキヤナギ。花茎は奔放に伸び豪快ですが、一つ一つの花は可愛いです。
 
 

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 カマツカの若葉。縁が赤いのはクロロフィルがまだ行き渡っていないからか。
 別名の「ウシコロシ」は、堅い枝の先端を尖らせ、牛の鼻ぐりの穴を空けるのに用いたため。確かに痛そうです。小さな蕾が見えますが、もうじき白い花を咲かせ、秋には赤い実を付けます。
 
 

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 路傍に咲くタチツボスミレです。視線を下げて見てみると可愛いですね。
 
 

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 クロモジは葉の下に花を付けるのが特徴です。
 
 

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 ホーーーケキョ! よく通る鳴き声が林の中を渡ります。ウグイスの姿を捉えるのは難しいんですよね。これはラッキーショット。
 
 

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 サワフタギの若葉。サワフタギには「ルリミノウシコロシ」という別名があり、瑠璃色の実を付けるウシコロシということですね。その名のとおり秋にはコバルトブルーの実を付けます。
 
 

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 アカシデの花。デローンと伸びて、もう花粉を飛ばし終えている頃かもしれません。植物の花にもいろんな姿があるものです。
 
 

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 垣根として植栽されているトサミズキ。刈り込まれるせいか、花序の数は少なくあっちに一つ、こっちに一つといった感じです。
 
 

 
 
 
2019年4月13(土)
 

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 4月のガイドウォークです。公園南側のトンネル入口脇から階段を上っていくと、この時期ならではの緑のグラデーションが迎えてくれました。輝いていますね。 
 
 

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 南広場から尾根緑道に向かう坂道。シャガがスポットライトを受けたように浮かび上がっていました。
 
 
B
 ゼンマイが葉を伸ばしつつありました。背の高い方が胞子葉(男ゼンマイ)、根元の方にあるのが栄養葉(女ゼンマイ)で、あと1週間ほどで開ききると思います。
 
 

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 午後1時、ガイドウォークがスタート。今回は園東側を散策します。これはアラカシ。若葉を伸ばし始めているところです。
 
 

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 刈り込まれた草地の斜面にフデリンドウが顔を出していました。高さ5cmに満たない可愛らしい姿です。
 
 

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 園内では限られた場所にしか見られないツルカノコソウ。特段ツル性というわけではありませんが、ランナーを伸ばしてそこから定着する性質を持っているので、このランナーをツルと見立てたのでしょうね。
 
 

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 内裏池の上手の谷戸。アマナがまだ咲き残っていてくれました。
 
 

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 クヌギの開花と葉の展開。同じこの時期に開花し葉を展開するコナラに比して、全体的にやや薄褐色を帯びています。一方のコナラは白色を帯びた緑色をしているので、姿はそっくりでもこの時期なら簡単に見分けられます。
 
 

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 1時間半のガイドウォークが終わり、帰りがけにアリアケスミレを見ました。葉が細長いですね。野草見本園内です。
 
 

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 南広場、トウカエデの芽吹きです。晩秋に紅葉し枝を離れるまでの長い旅が始まります。