2017年 10月 小山内裏公園MAP
 
 
2017年10月1日(日) 
 

@
 園の南東側の入口近くにあるアカメガシワ。実ができています。
 
 

A
 東展望台にて。コセンダングサの花です。
 
 

B
 秋の風に吹かれるススキ。今日から10月です。
 ←ススキは株立ちするとのことで、これはオギなのかも。確かに株立ちというより並行に林立しているように見えます。
 
 

C
 今年もガマズミが赤く実る時期になりました。
 
 

D
 こちらは尾根道の東端近くにあるコスモス。小さな「宇宙」。
 
 
E
 テイカカズラの実。長い鞘は秋が深まると縦に裂けて、中から綿毛を付けた種子が飛び出ます。
 
 

F
 アメリカイヌホオズキ。花の大きさは1cmに満たないものです。
 
 

G
 ツバキの実が裂けて、中の種子が露わになっています。子どもの頃、種子の角をコンクリートに擦りつけて削り、そこから中の胚乳を掘り出して空洞にして、笛を作って遊んでいました。
 
 
H
 整った容姿のキノコです。内裏池の畔で。
 
 

I
 ミゾソバ。小さいですがファンシーな花です。
 
 
J
 ヤクシソウはたくさんの花を付けるのが特徴。



K
 秋はキク科の花が多く咲く時期でもあります。これはアキノノゲシ。キク科です。
 
 

L
 ホタルガです。頭が赤いのがホタルに似ているからだとも。白いラインがけっこう目立ちますね。
 
 

 
 
 
2017年10月5日(木) 
 

@
 野草見本園のハコネトリカブト。
 朝がずいぶん涼しくなりました。
 
 

A
 イヌショウマです。
 
 

B
 キバナアキギリは花がすぐに落ちるので、花穂全体に花が付いていることはめったにありません。
 
 

C
 トモエソウがまた咲き始めました。夏の花なんですが。
 
 

 
 
 
2017年10月8日(日) その1
 

@
 小山内裏公園のキノコ観察会に参加。
 カニノツメというキノコらしくないキノコ。カニ味噌みたいなものはグレバと呼ばれる臭い粘液で、中に胞子が入っているそうです。



A
 シロツチガキ。ツチグリの仲間っぽいです。
 
 

B
 饅頭のようなスッポンタケの幼菌。この卵を突き破ってスッポンの首のようなキノコが生えてきます。下二つは半分に切ったところ。白い根のような部分が菌糸。
 
 

C
 ハリガネオチバタケ。落ち葉の代表的な分解者だそうです。
 
 

D
 ヤブタバコ。昔から打ち身などの民間薬として利用されてきたそうです。これでほぼ満開状態です。
 
 

E
 トネアザミ。この公園にはこのトネアザミとノハラアザミの2種が生育しているそうです。うつむいて咲くのはトネアザミの方。
 
 

F
 ヤブレベニタケだそうです。名前のとおりの姿。
 
 

G
 ズキンタケ。高さ5cmほどの小さなキノコです。
 
 

H
 キヒダマツシメジ。ドーナツにこんなのなかったっけ。
 
 

I
 シロダモの葉腋についているのは花芽。秋が深まると開花します。
(その2へ)
 
 

 
 
 
2017年10月8日(日) その2 
 

@
 (キノコ観察会の続き)
 エリマキツチガキ。エリマキツチグリともいうそうです。柿と栗ではずいぶんと見た目は違いますが。
 
 

A
 地味なキノコ。キショウゲンジ。もともと高地に生えるもので、多摩丘陵では見かけないものだそうです。なぜか毎年小山内裏公園には生えるのだとか。
 
 

B
 小さく可憐なキク。なのに名前がハキダメギクだなんて。
 
 

C
 今年もシャクチリソバの花が咲きました。
 
 

D
 ベッコウタケ。桜の老木の根元について、枯らしてしまうのだとか。
 
 

E
 ちょっと形は悪いですが、サンコタケ。密教の法具「三鈷」から名をもらいました。
 
 

F
 アイバカラハツモドキ。市販の図鑑にはまだ載っていないそうです。
 
 

G
 観察会を終えて。
 野草見本園のキチジョウソウ。手前の丸っこい葉は別のもの。
 
 
H
 石段の隙間から逞しく生えていたベニバナボロギク。毎年ここで見かけます。
 
 

 
 
 
2017年10月12(木) 
 

@
 秋に咲くジュウガツザクラと思いきや、ヤブザクラ。3月下旬に咲く桜で、多摩地区南西部にしか生育していないものだそうです。2、3日前、夏が戻ってきたような天気だったので、ちょっと混乱しているのかも。
 
 

A
 クマノミズキの果穂。紅サンゴみたい。
 
 

B
 ニシキギの実です。葉巻型のものは、実(朱色の楕円形のもの)を包んでいた皮がめくれてクルンと丸まったもの。
 
 
C
 この時期にまだアサガオ。ヘブンリーブル-という品種はこの時期に咲き誇っていますが、それでしょうか。
 
 

D
 コブシの実。完全に熟しています。
 
 

E
 カラスザンショウの葉が一部分黄葉していました。秋が深まりつつあります。
 
 

 
 
 
2017年10月18日(水) 
 

@
 秋の長雨。その合間の久々の陽射しです。クモの巣に付いた露を朝陽が浮かび上がらせていました。
 
 

A
 野草見本園へ。これはカワラケツメイの果実。マメ科特有の鞘の形をしています。でもぺたんと薄っぺらいです。
 
 

B
 こちらはチョウジソウの果実。菜種によく似た形をしていますね。
 子供の頃、おばあちゃんが、熟してカラカラに乾燥した鞘付きの菜種を莚(むしろ)の上に広げて、木槌で叩いて種子を採りだしていたのを、脇で眺めていたりしました。遠い懐かしい記憶です。
 
 

C
 ツリフネソウ。ぼこぼこに節くれ立った果実がいまにもはじけそうです。実際、熟した果実に触れると、鞘からはじけるように種子が飛び散ります。
 
 
D
 公園正面入口にあるケヤキのシンボルツリー。
 
 

E
 南広場の園路で見かけたクサカゲロウ。体の大きさは3cmほどです。この虫の卵塊は独特な形をしていて「優曇華(うどんげ)の花」と呼ばれたりします。
 
 

 
 
 
2017年10月26日(木) 
 

@
 秋の長雨に加えて台風まで。なんだかずーっと雨が降っている感じです。そしてようやく晴天が戻ってきました。
 
 

A
 西展望台の外側斜面にセンブリが。去年は咲いているところを見られなかったので、今年こそは、です。
 
 

B
 これはヌルデの虫こぶ。ヌルデの葉にヌルデシロアブラムシが寄生してできたものです。タンニンが豊富に含まれていて、染色やお歯黒などに利用されたのだそうです。
 
 

C
 園の西端からは奥多摩の山並みが望めます。雨上がりなので遠くまでくっきりです。
 
 
D
 シロダモの花。これは雄花です。
 
 

E
 チカラシバ。穂に湛えた露が朝陽に輝いていますね。
 
 

F
 シラカシの果実が色付いてきました。もう立派なドングリです。
 
 

 
 
 
2017年10月28日(土) 
 

@
 ヌルデの葉序。葉軸に翼があるのが特徴です。
 
 

A
 この渋い紅葉はエビヅルか。
 
 

B
 ナンキンハゼの実がはじけ、中から蝋質に覆われた白い種子が顔を出しています。
 
 

C
 ニシキギの種子も薄皮がむけて果肉が露わに。よく目立つこともあり、鳥が好んで訪れるようです。
 
 
D
 ナギナタコウジュ。花は茎の片側にのみ並んで付きます。花穂は少し反り返るので、それ長刀の刃に見たてたとのこと。
 
 

E
 コウヤボウキの花です。しなる茎の先端に1個花を付けます。
 
 

F
 クサギの実。星形の萼は初めは実を包んでいたものです。
 
 
G
 これはミヤマヨメナですかね。
 
 

H
 セイタカアワダチソウには種としての一時の勢いはなく、群落も小規模になってきているのだそうです。
 
 

I
 キブシの紅葉。まだ葉の青い株の方が多数派ですが、この株は見事な紅葉に。垂れ下がっているのは来春成熟する花穂です。
 
 

J
 イヌザンショウの実が熟して光沢のある種子が露出しています。