2017年 6月 小山内裏公園MAP
 
 
2017年6月3日(土) その1
 

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 キンシバイ。多摩センター通りから公園に上がる階段脇に咲いています。誰が管理しているわけでもないと思うのですが、毎年綺麗に咲きます。
 
 

A
 これはホタルブクロですね。萼片の間の付属体が反り返っているのが特徴。反り返らずぷっくりと膨れた形をしているとヤマホタルブクロです。
 
 

B
 やや赤紫色をしたもの。付属体は反り返ってはいませんが膨れてもいないのでホタルブクロでしょう。
 
 

C
 この時期、どこに行ってもドクダミが満開です。中央のタワーの部分に小さな花が密生している構造。黄色いのは雄しべの葯です。
 
 

D
 いつの間にかネムノキの葉が展開し終え、花序を伸ばそうとしています。ネムノキは他の樹木より芽吹きが遅いんですよね。
 
 

E
 マルバアオダモの実は薄いヘラ状。頭上にあるので、ここに生えていることを知っていないとなかなか気がつかないと思います。
 
 

F
 ヤマザクラの実。見た目は美味しそうなんですけどね。
 
 

G
 なんだこりゃ?確かここに咲いていたのはオオアラセイトウ。なるほどアブラナ科の実に特有の形をしています。
 
 

H
 あぁもうすっかり初夏ですね。
 
 

 
 
 
2017年6月3日(土) その2
 

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 花が落ちた後のエゴノキ。長い雌しべの柱頭が残っています。なんか髭みたいです。
 
 

A
 一月前に咲いたミズキが今実を結んでいます。ミズキだけに水玉みたい。
 
 

B
 植栽のアジサイ。こんな和菓子ありそうですよね。涼やかです。
 
 

C
 鮎道をぶらぶらと。頭上にはダンコウバイの特徴的な葉がサンシェードを作っていました。
 
 

D
 モミジイチゴの実。瑞々しくて美味しいですが、今の子どもたちは遊びの中で口にしたりはしないでしょうね。
 
 

E
 パークセンター近くまでやってきました。ウメの実が色づき始めています。梅雨も近いです。
 
 

F
 野草見本園で。これはタイマツバナ。北米原産の外来種ですが何故ここに。外国の野草ということ?
 
 
G
 ヒイラギナンテンの実です。美味そうに見えますが食べられるという話は聞いたことがありません。
 
 

 
 
 
2017年6月7日(水)
 

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 クリの花が咲きました。周囲はもう濃い緑色になっているので、山の中でもクリーム色の雄花がよく目立ちます。
 
 

A
 ナンキンハゼの花穂が伸び始めています。花穂が成長しきっても花は緑色のままなので葉に紛れて目立ちません。
 
 

B
 テイカカズラの花。涼しげです。扇風機みたい。
 
 
C
 上がミズキで下がクマノミズキ。生活サイクルは一月ずれていて、ミズキは既に実を付けていますが、クマノミズキはこれから開花です。
 
 

D
 カノコガ。正確にはなんとかカノコガというのだと思いますが、分かりません。毎年6月と8月にこの場所で大量発生しています。
 
 

 
 
 
2017年6月10日(土)
 

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 今日は小山内裏公園のガイドウォークです。
 ヒメシャラの花。ナツツバキの花に似ていますが、こちらが一回り小さいです。
 
 

A
 満開のアジサイ。紅額という園芸種だと思いますが…。
 
 

B
 カキノキの若い実。枯れた花冠がまだ残っていますね。
 
 
C
 ドクダミの花冠をアップで。白い花弁状のものは萼片。じゃあ花はというと、中央部に密生しているものがそれ。花弁はなく、雌しべの柱頭(白色のもの)と雄しべの葯(黄色のもの)が露出しています。
 
 

D
 ダイミョウセセリ。斑紋のパターンによって関東型と関西型があり、関東型は写真のように斑紋は前翅にあるのみ。関西型は後翅にもあるのだそうです。
 
 
E
 ハンショウヅルの若い実です。長い髭が目立ちますが、その髭の根元部分の膨らみが実です。
 
 

F
 サワフタギに実ができていました。葉に隠れるようにして付いていました。秋になるとこの実がコバルトブルーになるという不思議。
 
 

G
 ギンリョウソウ。キノコのようにも見えますが、れっきとした植物。葉緑素を持たない腐生植物です。普通15cmくらいの高さになるのですが、この公園では伸びても5cm程度。ほとんど伸びないものも見かけます。
 
 

H
 絵本の世界か。いやヤマボウシの若い実です。かわいいですな。
 
 

 
 
 
2017年6月14日(水)
 
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 野草見本園で。
 オオバギボウシ。葉が斑入りなので園芸品種なのかも。
 
 

A
 チョウジソウの実。花の可憐さからは想像できない姿ですね。
 
 

B
 クマノミズキの花。秋になると花柄が紅色になって、まるでサンゴのようになるんです。
 
 

 
 
 
2017年6月17日(土)
 

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 ムラサキシキブの花。花弁は薄紫色ですが雄しべの葯の黄色が目立って、全体的に派手な感じに。
 
 

A
 ヒメジョオンの花。よく似るハルジオンは2か月くらい前から咲き、今はもう終わっています。
 
 
B
 野草見本園にて。
 トモエソウの花がちょうど見頃です。花弁の曲がる方向が一定でないことを初めて知りました。不思議。
 
 

C
 フタマタイチゲの花。花柄が二股になり、ニリンソウみたい。花冠はイチリンソウに似ていますが。



D
 小さな小さなキヌタソウの花。星砂を散りばめたような花です。
 
 

E
 クマノミズキの花序。夏が近づいています。
 
 
F
 アカマツの未熟な松かさ。これは去年咲いた雌花からできたもの。今年の花はその上にまっすぐ伸びた枝の先端です(次ぎにここに松かさができます。)。逆に一段下には2年前の花からできた松かさが残っていますね。既に種子は放出した後です。
 
 

G
 内裏池の畔に生えるオモダカ。武家の家紋にも用いられた鏃のような形の葉をしています。ただ、もう何年も見続けていますが、まだ花を見たことはありません。なんで? 
←よく見ると基部の2個の裂片より頂裂片の方が長いので、アギナシかも。
 
 
H
 ヒヨドリバナが開花準備を進めています。今月下旬には咲き始めるでしょうか。イメージとしては秋の花なんですが。
 
 

I
 ヤマグワの実が美味しそうに熟しています。毎年この時期にはつまみ食いしながら散策をしています。
 
 

J
 ナンテンの花が咲き始め。全体で30cmほどの花序になりますが、順次咲いていくので、穂全体が満開になるのは見たことがありません。
 
 

K
 東展望台から丹沢山塊を望む。梅雨はどこいった?
 
 

L
 アジサイを見るとつい装飾花に目が行ってしまいますが、yamanekoが注目しているのは両性花。小さくても美しい姿をしています。
 
 

 
 
 
2017年6月24日(土)
 

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 シモツケがきれいに咲いています。もう夏の花の季節です。
 
 

A
 梅雨の晴れ間。これが本当の五月晴れ。
 
 

B
 アカメガシワの雄花序。まだ咲きはじめと行ったところ。

C
 イチヤクソウです。去年まで咲いていた株はどうやら今年はだめだったようで、そこから数m離れたところで咲いていました。
 
 

D
 花冠をローアングルで。
 育成環境が良くないのか、イチヤクソウ本来の姿ではありません。それともこれからもっと伸びるのか。
 
 

 
 
 
2017年6月29日(木)
 

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 ネムノキの花。夏はもうそこまで来ています。
 
 
A
 タケニグサは2m以上にもなる大きな草。茎を折って出るオレンジ色の汁は手に付いたりすると当分消えてくれません。
 
 

B
 これから夏がやってくるというのに早くもアキノタムラソウが咲き始めました。実際この時期から咲き始める花です。
 
 

C
 赤紫、白、水色、青紫、紺…。梅雨真っ盛りですね。
 
 

D
 オトギリソウ。葉や花弁に油点という黒い小さな斑点がありますが、それが蕾では斑点が密集していてよく目立ちます。