2017年 5月 小山内裏公園MAP
 
 
2017年5月4日(木) その1
 
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 世の中、ゴールデンウィークです。
 花はツリガネニンジンに似ていて、葉はスイセンに似る。だからツリガネズイセン。
 
 

A
 確かにツリガネニンジンに似ています。若干花冠の切れ込みが深いか。
 
 

B
 園内ではあちこちでミズキが満開を迎えています。
 
 

C
 キンラン。今年も綺麗に咲きました。
 
 

D
 尾根道を西へ。一年中この時期の陽気だったらいいのに…、と思いましたが、そうだとしたらこの多様な木々や花たちはないなとすぐに思い直しました。
 
 

E
 イタドリの葉。まだ展開途中で、瑞々しいです。
 
 
F
 草地にはキツネアザミが。このアザミには刺がなく、触っても痛くありません。
 
 

G
 これはジシバリかな。葉がちょっと違うような。
 
 

H
 ツボスミレ。高さ10cmにも満たない小さなスミレです。
 
 

I
 ケキツネノボタンの花は金属光沢。茎は細く短い毛に覆われています。
 
 

 
 
 
2017年5月4日(木) その2
 

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 続きです。
 ミズキの花序をアップで。ぱっと見、モジャモジャした印象ですが、近づいてみると、4弁の花冠はシャープな印象。雄しべが花弁より長いのでややこしいんですね。
 
 
A
 木陰のギンラン。キンランに比して控えめな姿をしています。大きさ、花冠の開き方など。
 
 

B
 コマユミの花。
 枝に翼のあるものはニシキギと呼ばれています。秋には燃えるような紅葉になります。
 
 

C
 キンランの花序をアップで。やっぱり派手です。
 
 

D
 ハナイカダ。花茎が葉の主脈と合着したという説明に素直に肯けます。葉の付け根から花までの主脈が太くなっているので。
 
 
E
 コウゾリナ。茎に剛毛が密生しています。
 
 

F
 コウゾリナの花冠をアップで。花は繊細な感じですね。
 
 

G
 野草見本園へ。
 ホウチャクソウが咲いていました。園内のあちこちに自生もあります。
 
 

H
 チョウジソウは満開状態。この花を見るにつけ、津和野の地倉沼を思い出します。
 
 

I
 ホオノキの花が開きました。大きさは洗面器ほどもあります。大きめのサラダボウルと言った方がいいのかも。
 
 

 
 
 
2017年5月7日(日)
 

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 マルバアオダモ。尾根道にあるものはとっくの昔に花が散ってしまっていますが、ここは今がちょうど盛りのようです。
 
 

A
 ピッコロ、ピッコロリ ♪
 声の主を捜すと…、キビタキです。南の国から渡ってきたんですね。ここで夏を過ごすのか、それとも渡りの途中での一休みか。
 
 

B
 喉から胸にかけての橙色が鮮やかです。
 キビタキを初めて見たのは裏磐梯でした。もう20年以上も前のこと。この公園で見たのは今日が初めてです。
 
 

C
 タマノカンアオイです。普通、この花には気づきませんよね。
 
 

D
 ハンショウヅルが咲く季節になりました。花冠の形が半鐘に似ているからこの名前。そういえば昔(’70年代)、チューリップハットってありましたよね。
 
 
E
 コゴメウツギ。小さく清楚な花です。ウツギと言いつつもバラ科。
 
 

F
 内裏池で久しぶりに亀を見ました。冬眠開けでしょうか。ミシシッピアカミミガメの子どもです。
 
 
G
 キンラン。明るい林床で見かけます。
 
 

 
 
 
2017年5月10日(水)
 

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 霧雨の朝。大田切池の畔にはカキツバタが咲いていました。雨に似合う花です。
 
 

A
 植栽のカマツカ。尾根沿いに自生するものは既に花期を終えていますが、ここは今が満開。花付きも良いようですが、肥料とかの具合か。
 
 
B
 野草見本園へ。コバノタツナミです。もう少しで盛りを迎えるようです。
 
 

C
 尾根道から南広場に下る道の脇にあるマルバウツギ。ようやく花が咲き始めましたが、今年も花の数は少ないようです。
 
 
D
 ササバギンラン。こんなところにあったのかというくらいいつも見る場所に咲いていました。
 
 

 
 
 
2017年5月14日(日)
 

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 クマシデの果穂。鱗のようなパーツは果苞と呼ばれるもので、扁平な扇子のような形。扇子の要の位置に堅く小さな果実が付いています。風に飛ばされやすいようにできているようです。
 
 

A
 すぐ隣りに生えていたアカシデ。果穂の見た目は違いますが、構造はクマシデと同じ。
 
 

B
 オオモミジの翼果です。この時期、樹木では花を終え果実を付け始めるものが目につくようになりました。
 
 

C
 フタリシズカですが、花穂が3つあるので、三人静。いや三人寄ればかしましいか。図鑑によると果穂は普通1個から5個だそうです。
 
 
D
 ギンラン。キンランより華奢な姿をしています。
 
 

E
 ハコネウツギの花は、始め白く、しだいに紅色に変色しますが、変色しないシロバナハコネウツギというのもあるとか。これはどっちか。
 
 

F
 これはイチモンジカメノコハムシという甲虫。甲の周辺部分が透明になっている珍しいやつ。ムラサキシキブやヤブムラサキの葉で見かけます。葉に空いた穴はこの虫が食べた跡です。
 
 
G
 トチノキの花が咲きました。花序の大きさは30cmから大きなものでは50cmにも。
 
 

H
 トチノキの花をアップで。大多数は雄花で、花序の下の方に両性花が何個か付くとのこと。それが秋に丸い実になります。1個の花に長い雄しべが7本あります。
 
 

I
 シロバナヤマフジ。ツル性です。
 
 

J
 ハコネウツギが咲いていました。名前は「錦空木」ではなく「二色空木」で、見た目のとおりですね。
 
 

K
 キンランの花が終わり、子房の部分が充実してきました。これからが植物にとって大事な時期です。
 
 

 
 
 
2017年5月17日(水)
 

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 野山の緑が濃くなってきて、このページも全体に緑色になっています。
 これはトウカエデの若い翼果。密生しています。
 
 

A
 キブシの実も膨らんできました。
 
 

B
 キハダの花序。まだほとんどは蕾の状態(上の方の花は開花して雄しべが出ています。)。
 
 

C
 花の形はなだらかな漏斗状なのでニシキウツギですが、もしかしたら園芸種かもしれません。
 
 

D
 ノイバラの花はすぐに傷んでしまうので、綺麗な状態で出会えてラッキーでした。
 
 

E
 ハリエンジュの花は若干盛りを過ぎたあたりか。
 
 

F
 モミジイチゴの実。ジューシーで美味しかったです。
 
 

G
 ミツバウツギの刮ハ。花が散ってから実ができるまでが早いですね。
 
 
H
 トンネル北口近くのトチノキ。木全体にこんな豪華な花序が林立していました。クリスマスツリーの装飾みたいでした。
 
 

I
 エゴノキの花が咲き始めました。エゴノキは小山内裏公園では尾根道沿いを中心として多く見られます。その中でもこの木がトップ(たぶん)。他はまだようやく蕾が膨らみ始めたところです。
 
 

J
 マルバウツギの花はこれだけです。年々寂しくなっていくような。
 
 

 
 
 
2017年5月20日(土)
 

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 ヤマグワの実が色づき始めました。黒く熟したら食べ頃です。表面のゴミみたいなものは雌しべの柱頭が残っているもの。
 
 

A
 ホオノキの花もまだ頑張っています。
 
 

B
 イカの赤ちゃんみたいですが、これはロウバイの実。
 
 

C
 イボタノキの花が満開。くすみのない純白はまるで白磁のよう。
 
 

D
 寄り添う金銀花。スイカズラです。
 
 

E
 これは確かヤマザクラの果実。
 
 

F
 野草見本園へ。シャクヤクだそうですが、園芸種でしょうか。
 
 

G
 ブタナです。気の毒な名前のような気もしますが、これはフランスでこの花のことを「ブタのサラダ」と呼んだことから、それを直訳したものだそうです。
 
 

 
 
 
2017年5月24日(水)
 

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 ウワミズザクラの実。まだ青いです。
 
 

A
 ガマズミの花は純白。
 
 

B
 テイカカズラの花はこれが開花状態。しおれ始めているわけではありません。
 
 

C
 ナンキンハゼの若葉は触るとしっとり感があります。
 
 

D
 スイカズラがフェンスで繁っていました。ツル性ですからね。
 
 

E
 ニガキの実。とんがり耳を付けるとニャロメになりますね。
 
 

F
 エゴノキはそろそろピークを過ぎるあたり。やがて枝の下は落ちた白い花で埋め尽くされます。
 
 

 
 
 
2017年5月27日(土)
 

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 エノキの実。今年も花を見過ごしてしまいました。
 
 
A
 ウツギが満開です。いわゆる卯の花。
 
 

B
 花序をアップで。密生していますね。
 
 

C
 オオシマザクラの実。けっこうカラフルです。



D
 カキノキの実。壺型で肉厚の花冠を下に向けて咲きます。花期はもうすぐ終わりで、カメラを向けている間にも次々にぽとぽとと落ちてきていました。
 
 

E
 植栽のヤマボウシ。見事ですね。