2016年 10月 小山内裏公園MAP
 
 
2016年10月1日(木)
 

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 ドッグランのフェンス沿いに花壇があり、いつも綺麗に手入れがされています。今日は百日草が咲いていました。花 in花 です。
 
 

A
 キクイモか、イヌキクイモか。わかりません。
 
 

B
 ネムノキにマメができていました。ぺらぺらですが、これ以上は太りません。
 
 
C
 セイタカアワダチソウ。花粉症の元凶などといわれなき風評被害を受け、かわいそうな花です。
 
 

D
 樹上でリーリーと鳴くアオマツムシ。右側の羽を立てて鳴いているのがオスで、左側がメスです。オスは背中が褐色ですが、メスは緑一色です。
 
 
E
 シャクチリソバの花。1cmも満たない小さな花。
 
 

F
 シジミチョウの仲間っぽいけど、何だろう。
 
 

G
 カナムグラ。雌花です。全体に下向きの細かい刺があり、よく引っかかります。
 
 
H
 白実のコムラサキ。
 
 
I
 今年も出会えました。マヤランです。
 
 

J
 これはヤマジノホトトギスでは。
 
 

K
 シラヤマギク。秋を感じます。
 
 

L
 チャノキの花。葉は硬そうです。
 
 

 
 
 
2016年10月6日(木)
 

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 出勤前。時刻は6時30分です。パークセンター前のコスモス畑。秋ど真ん中です。
 
 

A
 コブシの実。この公園には北側エリアでよく目にします。植栽が多いでしょうが。
 
 
B
 ゴンズイの実も熟しています。
 
 

 
 
 
2016年10月10日(月)
 

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 急に秋らしくなってきました。今日は公園の東側を歩きます。
 セイタカアワダチソウの花穂をアップで。
 
 

A
 カラムシの雌花序。イガイガの丸っこいものは雌花が球状に集まったもので、それが連なって付いています。
 
 

B
 クズの豆果。褐色の剛毛が生えています。
 
 

C
 ズミの果実。リンゴに似ているのはバラ科リンゴ属だから。でも実の大きさは直径1cm弱ですが。
 
 
D
 高さ15cmのイヌガラシ。4個の花弁はアブラナ科の特徴。
 
 
E
 ツクバトリカブト? 葉の切れ込みは浅いようですが。
 
 
F
 イヌショウマですね。ブラシのようなものは多数の雄しべです。
 
 

G
 センニンソウの花です。よく似た花にボタンヅルがありますが、端的な違いは葉。ボタンヅルは荒い鋸歯がありますが、センニンソウは全縁。あとツル性かどうかという点も。
 
 

 
 
 
2016年10月13日(木)
 

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 日の出が遅くなり、特に曇り空の日には随分薄暗く感じます。もう7時前なんですが。ガマズミの実もより深紅色に見えました。
 
 

A
 植栽のサザンカ。子供の頃、家の生け垣で咲いていたなあ。
 
 
B
 カナムグラの雌花です。いわゆる「ひっつき虫」ですが、引っ掛かり具合はかなり強めです。同じ「ひっつき虫」でよく似た名前のヤエムグラはアカネ科。カナムグラはアサ科(以前はクワ科)だそうです。ビールのホップと同じ仲間だそうです。
 
 

 
 
 
2016年10月16日(日)
 
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 野草見本園へ。もうキチジョウソウが咲いていました。茂った葉の生え際に隠れるようにして咲く花です。
 
 

A
 コマユミの実です。20年近く前、自然観察を始めた頃に教えてもらった樹木で、強く印象に残っています。
 
 

B
 イヌショウマの花。ひげ状のものは雄しべです。花弁と萼片は早くに脱落するそうですが、花の付け根に萼片(スプーン状のもの)がいくつか残っていますね。
 
 

C
 7月頃から咲き始めるヒヨドリバナ。まだ咲いていました。だいたいはしなだれかかったり倒れかかったりで、ボロっぽい印象を受ける花なんですが、これはすっくと伸びた茎頂に形よく花を付けていて、今年見たヒヨドリバナの中では最も端正な姿をしたものだったです。
 
 

D
 傾いた陽が長く差し込む鮎道。そろそろ秋も深まりを見せてき始めました。
 
 
E
 マヤラン。よく目を凝らしていないと見逃してしまいます。
 
 

F
 黄金に輝くススキの海原。ナウシカか? しばらくして、背後のモズの高鳴きで現実に引き戻されました。
 
 

 
 
 
2016年10月20日(木)
 
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 ようやく涼しくなり始めたと思ったら、もうツワブキが咲いていました。初冬の花というイメージなのですが。光沢のある葉が朝陽を照り返りています。
 
 

A
 ホトトギス。ひょっとしたらタイワンホトトギスとの交雑種かも。確か去年はタイワンホトトギスと表示されていたような。
 
 

B
 枝先にちらほらと花を付けたサクラが。春と秋、年に2回咲くジュウガツサクラか。春に咲く花の方が大きいそうです。
 
 

 
 
 
2016年10月23日(日)
 

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 ヤマハンノキの実。これから冬に向かって実の表面の鱗片を開き、種子を散布しようとしているのだと思います。最終的には黒褐色に乾燥してマツカサのようになります。
 
 

A
 園の東の端にある名もなき池。ほとんど水はありませんでした。畔りにはススキが揺れて、秋本番。
 
 

B
 ハリギリの果序。ヤツデのそれによく似ています。大木のあちこちにバレーボール大の花序をたくさん付けていて、見事でした。
 
 

C
 コセンダングサの実ですね。先端のV字の部分に逆向きに鋭い棘が生えていて、くっつくと痛いくらいです。
 
 

D
 こちらはコセンダングサの花。センダングサやアメリカセンダングサとは頭花が筒状花のみで舌状花が無いことで見分けが付きます。
 
 

E
 ナンテンの実が色づき始めています。どうにかして仕事上の難を転じてくれないものか。
 
 
F
 ヤクシソウの花もアップで見ると端正な姿をしています。経1cmほどの花が多数付くので、全体としては雑草感がぬぐえないんですよね。
 
 
G
 ハナタデの小さな花。林の中のやや湿ったところを好む花です。
 
 
H
 ヤマノイモの蔓にムカゴが付いていました。茎の一部が肥大化して栄養を貯める役割を果たしています。役割的には栄養繁殖器官といい、蔓から離脱すると貯めた栄養をもとにして新たな植物体になるそうです。が、その過程を見たことはありません。
 
 

I
 ヤブムラサキの実。園芸的には団子状にまとまって付くコムラサキの方が豪華な感じですが、野で観るとしたら、ヤブムラサキの実の疎な付き方の方が風情があって好きです。
 
 

 
 
 
2016年10月26日(水)
 
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 大田切池に向かう坂道。桜の葉が散って秋を演出しています。
 
 

A
 朝陽のスポットライトを浴びているのはクマシデの果穂。ミノムシの親分みたいです。
 
 

B
 ニシキギの紅葉は鮮やかです。植栽されたもののうち、最も早く紅葉した株をピックアップ。
 
 

 
 
 
2016年10月31日(月)
 

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 秋深し。ヤマザクラの葉が色づいてきています。
 
 

A
 イヌタデ。植物の世界では「イヌ」は「有用でないもの」的な接頭語として使われることが多いです。ちなみに対比される有用なタデとはサクラタデのことで、その葉にはピリッとした辛味があり、昔から焼き鮎に薬味として添えられます。イヌタデの葉は辛くないんですね。(イヌタデ「そんなこと言われても…」)
 
 

B
 イタヤカエデの翼果も成熟してきています。
 
 

C
 ノイバラの実も然り。
 
 
D
 ハリエンジュ(ニセアカシア)の実。薄っぺらいですが、ちゃんと種子は入っています。
 
 

E
 鮎道で出逢ったコウヤボウキの花。
 
 

F
 コゴメウツギにも実が付いています。
 秋になるとどの植物も子孫を残すために実を付けます。春先から葉を広げるのも、花を咲かせるのも、みんなこのためのものだったわけです。
 
 

G
 リンドウの花の蜜を巡って2匹のハナアブが陣取り合戦をしていました。花の種類がぐっと減るこの時期。昆虫たちにとっても厳しい季節です。