2016年 4月 小山内裏公園MAP
 
 
2016年4月3日(日)
 
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 野草見本園にて。
 この鋭い角のようなものの乱立はムサシアブミの芽吹きです。
 
 

A
 純白のイカリソウ。朝方まで降っていた雨が花冠を一層白く輝かせていました。
 
 

B
 先日、アマナが咲き始めたと聞いたので行ってみたら、しっかりと花冠を閉じていました。今日の天気ならしかたないですね。
 
 

C
 タマノホシザクラ。樹勢が衰えているのか、それともこれが普通なのか。風情があるといえばそうなのですが。
 
 

D
 今日は小山内裏公園の桜まつりです。これは間伐したスギの根元部分で、表面の皮を剥いで、天地を逆にして設置したものです。断面に焼き印を押して、谷戸山の会のランドマークに。
 
 
E
 ホオノキの芽が厚いコートを脱ぎ始めました。
 
 

F
 鮎道にあるカタクリの自生地へ。まだ花も多くありましたが、中には早くも結実しているものもありました。
 
 

G
 尾根道に出ました。これはバッコヤナギか。花の形にもいろいろあるものです。
 
 

H
 トウグミの花はまだほとんどが蕾。こうやって咲いているものはまだほんの少しでした。
 
 

I
 満開のヤマザクラ。この公園にはソメイヨシノは少なく、尾根道を中心にこのヤマザクラが多くあります。
 
 

 
 
 
2016年4月6日(水)
 
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 バイモがアミガサユリの別名を持つ所以はこれを見れば明らか。内側が網目模様になっていて、花冠の形が笠のよう。
 
 

A
 早春に咲いたセリバオウレンは既に実を付けていました。これはこれで美しいです。
 
 

B
 ミズキの梢にシジュウカラ。ときどき葉芽の中心をついばむような仕草をしていました。特段蜜があるわけでもないでしょうが。
 
 

C
 アオキの雌花序。小さな花冠の中央に団子っ鼻のように見えるのは、雌しべの柱頭ですね。今は10cmの花序ですが、これから伸びて倍くらいの大きさになります。
 
 

 
 
 
2016年4月9日(水)
 

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 月イチのガイドウォークに向かう道すがら。キランソウの鮮やかな紫色に足が止まりました。
 
 

A
 今日は初夏のような陽気です。この時期の里山、同じ緑でもどちらかというと白っぽく見えるのはコナラ、少し茶色っぽく見えるのはクヌギなどです。
 
 

B
 葉が展開したばかりのイロハモミジ。花は小さくて目立ちません。
 
 

C
 小ささからいえばこちらが上。キュウリグサの花はわずか5mmほどです。
 
 

D
 オオイヌノフグリに似ていますが、これはタチイヌノフグリ。
 
 

E
 オランダミミナグサはその名のとおりヨーロッパ原産。身近な植物ですが、地味で目立たない存在です。ところで在来種のミミナグサ、とんと見かけなくなりました。
 
 

F
 明るい芝地に顔を出したフデリンドウ。
 
 

G
 内裏池周辺へ。これはヘビイチゴですね。
 
 

H
 小さな土手の斜面にアマナが咲いていました。
 
 

I
 こちらはまさに花開く途中。手前のは花が終わって実になりつつあるもの。
 
 

J
 クサイチゴは丈が低く草みたいですが、れっきとした樹木。
 
 

K
 オオシマザクラは白い花弁に緑色の葉。満開のヤマザクラやソメイヨシノを見てきた後にこの桜を見ると、なんだか清涼感を覚えます。
 
 

L
 ニガイチゴ。モミジイチゴより花弁が細いのが特徴。あとモミジイチゴが下を向いて咲くのに対し、ニガイチゴは上向きに花を付けます。
 
 

M
 ニワトコの花はごく小さく、それがたくさん寄り集まって咲いています。
 
 

N
 アミガサタケの仲間。キノコ=秋、のイメージがありますが、キノコは春にもたくさん顔を出します。
 
 
O
 ジュウニヒトエ。よく見ると白い軟毛がびっしり生えていますね。最初に出て来たキランソウと同じシソの仲間です。
 
 

P
 草地広場にやって来ました。クスノキの若葉、見るからに柔らかそうです。入れ替わりで古い葉が地面にたくさん落ちていました。毎年、この時期に全ての葉が入れ替わるのだそうです。
 
 

Q
 これはクヌギか。垂れ下がっているのは花序です。
 
 
R
 九反甫谷戸の入口に咲いていたヤマブキ。その周囲だけがポッと明るくなったような感じに。暖かい色合いです。
 
 

 
 
 
2016年4月12日(火)
 

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 マルバアオダモの花が咲いていました。こんなところにこの木があったとは。よく似るアオダモは葉に鋸歯があり、ここが見分けるポイント。この木の葉の縁は波打ってはいるものの鋸歯はありませんでした。
 
 

A
 コナラの若葉です。銀緑色(こんな名前の色あったか?)の葉が朝日に輝いています。 落葉樹でありながら秋に枯れてもなかなか葉が落ちず、この若葉の展開の直前に落ちる葉が少なくないです。これは葉柄の付け根に離層ができる時期が遅いからなのだとか。なんで?
 
 

B
 様々な木々が芽吹きを迎えています。これはケヤキ。赤く見えるのは冬芽の芽鱗だった部分でしょうかね。
 
 

C
 満開のヤマザクラ。これから仕事でなければ朝からここで花見するんだけどなぁ。
 
 

 
 
 
2016年4月16日(土) その1
 
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 4月も半ば。もうすっかり春です。ウワミズザクラの花が咲き始めました。花序は釣り竿を差し出すようにたわんで枝に付くことが多いですが、これは直立していますね。
 左上にこれから開く花序が垂れ下がっています。
 
 

A
 ハリギリの若葉です。しなやかに風に吹かれていました。写真ではモミジのように見えますが、実際のサイズは団扇大です。
 
 

B
 尾根道から内裏池の谷戸に向かって続く坂道。そこにもマルバアオダモがありました。花の時期でないと気がつきにくいです。
 
 
C
 ホオノキが硬い芽鱗を脱いで、中から柔らかな葉を伸ばしつつあります。
 
 

D
 この毛虫のようなものはヤマグワの花序。
 
 

E
 で、こっちは本物の毛虫。団子状に寄り集まっていますね。これはミノウスバというマダラガの仲間。マユミの枝を丸裸にしていました。
 
 

F
 ミツバツチグリ、と思って撮ったのですが、うーむ、ヘビイチゴかな?
 
 

G
 ニガイチゴ。でも実は甘く、食べられます。
 
 

H
 このフデリンドウは次の蕾を用意していました。すぐにでも開きそうな感じです。
 
 

I
 尾根筋から山腹の斜面へ。
 おお、早くもチゴユリが咲き始めているではないか。
 
 

J
 一人ではなかったですが静かに咲いていました。ヒトリシズカです。
 
 

 
 
 
2016年4月16日(土) その2
 

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 その1からの続き。九反甫谷戸に下りてきました。これはニワトコの花です。
 
 
A
 谷戸に差し込んでくる柔らかい午後の陽射し。イチリンソウも照らされていました。
 
 

B
 ハナニラ。元々は観賞用として移入されたものだそうです。
 
 

C
 ホオノキに少し遅れてトチノキが芽吹きました。冬の間粘液にコーティングされていた芽鱗は、その役目を終え、付け根のところで反り返っていますね。
 
 
D
 長さ50cmの茎の先端に1cmにも満たない小さな花(花の集まり)を付けるのはオニタビラコ。
 
 

E
 内裏池の畔へ。これはケキツネノボタンですね。その名のとおり、茎には軟毛が密生していました。花は仲間のウマノアシガタ(キンポウゲ)によく似ていますね。
 
 

F
 カキドオシ。花冠はシソの仲間特有の形をしています。名前は「垣通し」で、垣根があっても突き通して蔓延るという生育力の強さに由来。
 
 
G
 これはズミですね。高さはまだ1.5mほどで、周囲に似たような株が数本あるところからすると、きっと植栽でしょうね。斜面に降った雨が集まって流れ出る場所にあり、水辺を好むズミにとっては生育しやすい環境のところです。
 
 

H
 パークセンター近くの野草見本園にやって来ました。
 キバナイカリソウ。同じ名前で野生のものもあるようですが、これは園芸種ですね。花冠の形も野生種とはちょっと違います。
 
 

I
 ニリンソウ。野山で見かけるものは二輪咲きそろわないものも多いですが、ここのものはちゃんと花茎を2本出し、その先に花を付けています。栄養状態が良いということでしょうか。
 
 
J
 エビネが咲いていました。まだ丈が短く蕾も多数。これからまだグンと背を伸ばすでしょうね。そうなると見事な姿になります。
 
 

 
 
 
2016年4月20日(水)
 

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 前から気になっている木。たぶんヤマハゼだと思うんですけど、何か違うような気も。その気になる木の芽吹きです。 
←キハダであることが判明。
 
 

A
 このヤマザクラ、ずいぶん頑張ってくれてますね。寂しいですが、サクラの時期もそろそろ終わりです。
 
 

B
 と思ったら、こちらは満開のウワミズザクラ。
 
 
C
 これがサクラだといわれてもねぇ。
 
 

D
 こちらはヌルデの若葉。さすがにこの時点ではまだ翼はできていません。
 
 

 
 
 
2016年4月22日(金)
 
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 朝の野草見本園。
 葉陰に隠れるようにして咲くスズラン。(奥の斑点のある葉はホトトギス。)
 
 

A
 チョウジソウが開花の準備を終えたようです。
 
 
B
 これは…。ユキモチソウですね。仏炎苞の中のものが雪のように白い餅に見えるということか。
 
 

C
 ホオノキの冬芽が開き、中から葉と蕾が伸びてきています。オブラートのような薄いものは托葉で、緑色の葉を包むようにして冬芽の中に収まっていたものです。
 
 

D
 ヤマガラの頭頂部がこんなに白かったとは。なんとなく親近感を覚えます。
 
 

 
 
 
2016年4月27日(水)
 

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 野草見本園です。チョウジソウが咲き始めました。この花を見ると津和野の深山を思い出します。
 
 
A
 エビネ。野山で出会ったら嬉しい花です。
 
 

B
 涼しげなホタルカズラ。
 
 

C
 園の西側へ向かって歩きます。アカシデの果穂が風に揺れる。
 
 

C
 大田切池の畔へ。これはイヌコリヤナギかな。
 
 

D
 こちらはクマシデの果穂ですね。
 
 

E
 キンランが咲く季節になりました。
 ところでこういった花の脇に小枝を刺し立てているのを見かけますが、あれはどういう意味? 注目!ここにあるよ、ということか。ここに貴重なものがあるから踏まないで、という意味か。いずれにしても出会いの感動が半減してしまうような…。
 
 

F
 ホウチャクソウには独特の気品があります。
 
 

G
 ミズキが咲き始めました。なんか次から次へと咲いてきてもったいない気がします。
 
 

 
 
 
2016年4月29日(金)
 

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 トチノキの花序。まだ蕾の状態で、開花まではあと数日かかりそう。
 
 

 
 
 
2016年4月30日(土)
 
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 林縁のやや暗いところに咲くキンラン。この花にはこういった環境が似合います。
 
 
A
 葉が長く、花の付く位置より高く伸びています。これはササバギンランですね。
 
 

B
 カマツカ。油断しているうちに花期が終わりかけていました。
 
 

C
 森の中でアカメガシワがスポットライトを浴びていました。植物は本当に光を求めて一生懸命なんですね。
 
 

D
 緑色の小さな花をたくさん付けているのはニガキ。
 
 
E
 こちらはギンラン。ササバギンランとの違いは歴然ですね。
 
 

F
 ニシキギの花も今が盛り。光が強すぎて若干色が飛んでしまった。
 
 
G
 ホオノキは芽吹きから1週間あまりで葉も花も立派に開きました。
 
 
H
 イヌザクラももう花期は終わりかけ。この時期、1週間間隔を空けると盛りを逃してしまいます。
 
 

I
 コゴメウツギはこれから盛りを迎える感じです。
 
 
J
 みんなあまり注目しませんが、ハルジオンもこの時期を代表する花です。
 
 

K
 サルトリイバラの花。これはちょっと寝坊した組か。
 
 
L
 ハンショウヅルの花は見てのとおり半鐘に似た姿をしています。そういえばこれに似たので昔チューリップハットってありましたね。中学校の頃被っていました。
 
 

M
 ツリバナがまさに吊り花状態に。分かりやすいネーミングです。
 
 

N
 さっきのニシキギの花とそっくりなコマユミの花。それもそのはず、枝に翼が出るか出ないかの違いのみで、本来、種としては同じものなんだそうです。
 
 

O
 北展望台から北方向を望む。遠くのビル群は南大沢ですね。
 
 

P
 あまりに綺麗に開いているキンランがあったので、アップで失礼。
 
 

Q
 ヤマツツジも咲きはじめ。これから園内のあちこちをオレンジ色に彩るでしょう。