高原の家・七塚 〜自然探検隊で遊ぼう(4)〜
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【広島県庄原市 平成17年2月13日(日)】
凍結 |
冬の自然探検隊、2日目。6時半起床です。
昨晩、エアコンをかけっぱなしだったので鼻の中がカラッカラです。
今朝も強烈に寒い。ドリーム号もうっすらと白くなっていました。でも日中の天気は良さそうです。(1日目の様子はこちら)
朝の集い |
7時半、高原の家の前の駐車場で朝の集い。子供たちの健康チェックを終えてからラジオ体操です。久しぶりに本気でやってみたら、かえって体のあちこちが痛くなりました。(情けない…)
朝食後、ひと休みして、そのあと9時から「ソバ打ち体験」です。ほとんどの子が初めての体験。秋の探検隊のときにソバの実の収穫を経験している子もいて、ソバの素がどういうものなのかは知っているようでしたが、それが実際にどうやって細い麺になるのか、興味津々のようです。
粉をひく |
まずはソバの実を石臼でひいて粉にします。この光景はyamanekoでもうっすらと記憶に残っている程度。今では石臼自体めったに見かけることはありません。
この石臼ひきはデモンストレーション。今日実際にソバ打ちに使うのはあらかじめ製粉されたものです。
延ばす |
粉と水をまぜる → こねる → めん棒で薄く延ばす → たたんで細く切る。初めは引っ込み思案だった子も、次第に積極的にソバ打ちをするようになっていました。
このソバは今日の昼食になる予定です。
凧作り |
10時半からは凧作りです。
昼までに完成させなければ、午後からの凧揚げができなくなってしまいます。1人のスタッフが3人から4人の子供たちを受け持ち、一工程ずつ進行を確かめながら作っていきます。そのためにはスタッフ一人一人が作り方をマスターしておかなければとても無理。昨夜遅くまでかかって段取りした成果が試されます。
「ここんとこは…?」 |
切る、折る、塗る、結ぶ、貼る。細かいさまざまな作業が必要になります。1枚の障子紙といくつかの竹の骨組みが次第に形になっていく凧を見ながら、子供たちは熱心に取り組んでいます。
そうやってどうにか昼までに凧を作り上げることができました。子供たちも満足げです。(スタッフとしてはホッとしました。)
ずずずーっ |
お昼。みんなが打ったソバが茹であがりました。中にはぶっとい麺も混じっていますが、それはそれで手作り感抜群といったところ。掛け値なしに美味しかったです。
揚がるかな |
午後、最後のプログラム、「風と遊ぼう」。みんなが作った角凧で凧揚げです。
幸いに素晴らしい冬晴れとなりました。風は弱めですが、まずまずのコンディションです。
みんな凧の揚げ方なんて知っているのだろうか? その昔、凧揚げ上手といわれた頃を思い出しながら自分もグラウンドに立ってみたのですが、どうも上手くいきません。子供たちを心配している場合ではありませんでした。
職人芸 |
そんなyamanekoの腕前を大きく凌駕するすごい子がいました。他のみんなの凧がのきなみ地を這う中、一人ひょうひょうと凧糸を操っています。見るとその糸は上空高くまで延びていて、はるか向こうで凧が泳いでいるではありませんか。お見事です。
県立大学の寮の背景に雪をまとった備北の山々が連なっているのが見えます。いい日和。本格的な花粉の飛散はもうじきでしょうか。
3時から今回の探検隊の振り返りとまとめ。もうすっかりうち解けた子供たちは、また別れ別れになるのが残念な様子。「次のときも来るからね。」と言ってくれた言葉がなにより嬉しいです。
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3時半にはそれぞれの家族の方が迎えに来ます。高原の家の玄関前には今回の探検隊のスナップをプリントしたものを貼った掲示板が出されていました。
「おむかえありがとうございました。この写真のような活動をしました。」と書いてあります。そうです、この2日間の子供たちのいきいきとした表情をぜひ見てほしいと思います。
今回集まってきた子供たち。もちろん普段は塾に通い、テレビゲームに興じる、いわゆる普通の子供たちでしょう。でもそんな子供たちでも自然の中では逞しくいきいきと遊ぶ姿を見せてくれる。どこかホッとするとともに、yamaneko自身そんな発見の多い2日間でした。
この次のシリーズもスタッフとして関わりたいと思います。
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