【2011年】
   

身のまわりのできごとを、あれこれと…
毎日がこうやって過ぎていきます
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 大晦日 11.12.31

 
 今年もいよいよ大晦日となりました。本当にいろんなことがあった一年でした。
 3月11日の前と後では違う日本になってしまった気がします。なんとかあの日の前日に戻ることができたなら、被害を最小限に止めることができるだろうに。そんなかなわぬことをとりとめなく考えたりしました。でも、まてよ。今はこれからいつか起こるあの日の前日なのではないのか。そう認識して備えを怠らなければ、きっとそのときの被害を最小限にできると思います。震災から9箇月が過ぎ、日常の中にその記憶が埋もれてしまいそうな今こそ、改めて考えたいと思います。
 
 来年は良い年でありますように。
 
 
 散髪 11.12.29
 今年は暮れのうちからずいぶん寒い日が多いです。買い物に行くのも億劫な中、今年最後の散髪に行ってきました。昔住んでいた港区にある床屋さんで、もう20年来の付き合い。オヤジさんは数年前に亡くなりましたが、今では奥さんと息子さん夫婦とでやってる小さな店です。髪を切ってもらいながら他愛のない話をするのを楽しみに、毎月、わざわざ電車に乗って通っています。
 
 
 皆既月食 11.12.19
 12月10日は皆既月食でした。「皆既」というくらいだから真っ暗になるのかと思ったら、赤銅色になるんですね。国立天文台のHPによると、月が地球の影にすっぽり入っても、地球の大気によって屈折した赤い光がわずかに入り込んで月を照らすからだそうです。
 明るい満月がみるみるうちに赤黒くなり、また再び明るい満月に戻る。昔の人がそこに何か禍々しいものを感じたとしても無理はないような気がします。
 初冬の風景 11.12.10

 
 今年も純白の富士山が見られる季節になりました。朝、ベランダに洗濯物を干すときに、寒さに身震いしながら拝みます。洗濯物干しの他に冬にはガラスの露取りもyamanekoの毎朝の仕事です。
 

 
 通勤の途中にあるイチョウ並木。今が一番美しいときです(ちょっと前までは臭かったですが。)。毎朝、3駅分歩いているので、その間にはいろんな並木が見られます。今度調べてみるか。
 
 
 口内炎のことなど 11.11.27
 最近、次から次へと口内炎ができて、口の中が大変なことになっています。もう、かれこれ1箇月以上も。でも、食欲はなんら変わりはないので、辛いものでも熱いものでも我慢して食べています。
 明らかに人より口内炎のできやすい体質だと思いますが、いつか人間ドックのついでにピロリ菌の検査をしてみたところ、菌はなかったです。そういえば、先日久しぶりに仕事で徹夜をしました。こんな生活リズムも一因なのかもしれません。
 
 
 Roomba 11.11.23
 我が家にルンバがやって来ました。ルンバとは、自走して部屋を掃除するという円盤形の掃除機ロボットです。これまで使っていた掃除機は17年間働き続け、ついに寿命を迎えたのです。
 予想どおり、ルンバだけで掃除は完結するわけではなく、部屋の四隅などはモップなどでときどき拭いてやらないとだめのようです。それでも朝出がけに動かしておけば、自分で走り回って掃除をして、終わったら勝手に充電器のところに戻って休んでいます。
 ルンバのことをつい擬人化してしまうというコメントをネットで読んだこと上がりますが、その健気な動きからそう感じるのも分かるような気がします。
 
 
 サラリーマンNEOがNEW 11.11.5
 劇場版「サラリーマンNEO」が公開されたのでさっそく観てきました。NHKでシリーズ化されていた番組の映画版です。テレビではショートコント集の形ですが、映画では一つのストーリー展開の下にテレビで馴染みのショートコントが織り込まれているという形でした。テレビ版を観ていなくても十分面白いですが、元となったショートコントを知っていると、ニヤリポイントが倍増です。
 キャストは「この人何かの番組で見たことある」といった俳優さんが大多数で、みんないい味出しています。特に入江雅人とか堀内敬子とかは演技が上手いなと素人ながら感じ入ります。アイドルを主役に据えたドラマはこういった人たちが脇を固めているからこそ成り立っているんですね。次のシリーズには、今yamanekoが注目している松重豊にも出てほしいです。
 
 劇場版 →http://www.neo-movie.com/
 テレビ →http://www.nhk.or.jp/neo/
 
 
 深まりゆく秋 11.10.30
 秋深し。最近の出来事をいくつか。


 ヤモリです。先日仕事が終わって職場の階段を下りているときに、踊り場でうろちょろしているのを見つけたのです。窓ガラスに寄ってくる虫を狙っているんでしょうね。ぴとっと張り付くような肌触りと愛くるしい瞳。なかなか可愛いやつです。
 誰かに踏みつぶされないように移動させておきました。
 

 神代植物公園に行ったときに、名物の深大寺蕎麦を食べました。店内をクヌギの大木が貫いている老舗の蕎麦屋でした。名物に美味いものなしといいますが、ここの蕎麦は美味しかったです。新蕎麦でした。
 

 大宮にある鉄道博物館に行ってきました。実物展示は大迫力。どちらかというと昭和のものまでの展示で、最近のものはないなと思いましたが、よく考えるとまだ現役で使っているわけですから、ここに展示していなくてあたりまえです。
 SLの現役時代を知っている人は少数派になってきましたね。
 

 いつの間にか秋が深まってきました。東京でも郊外に行くと、モズの甲高い声も聞こえてきます。
 
 
 にほんばし島根館 11.10.22
 日本橋にある島根県のアンテナショップに行ってみました。土曜日の午後、店内はびっくりするほど賑わっていました。
 ここを訪れるのは3回目。いつ来てもお客さんでいっぱいで、いったい誰が来ているんだろう、島根関係者か? と疑問が湧いてきます。
 各県のアンテナショップと言えば有楽町の交通会館が有名で、このビルにたくさんの店舗が入居していますが、島根館はなんといっても大人の街日本橋にあり、客単価も高そうです。日本橋三越も目の前です。
 この日はノドグロの干物を買って帰りました。しまねっこに会えるかと密かに期待してきましたが、ストラップ一つ置いてなくて、ちょっと残念でした。
 
 
 秋本番 11.10.8
 通勤途上の民家の垣根からキンモクセイの甘い香りが漂ってきます。毎年10月上旬にのみ感じることのできる香りです。そうかと思えばイチョウ並木では何とも言えない匂いが…。こちらの方は歩道で潰されて12月くらいまで香っています。 
 道行く人の服装も急に落ち着いた色になって、秋本番を感じますね。ただ、これまでと違うのは、上着の下はノーネクタイのままであること。今年は10月末までクールビズ期間が延長されているのです。こうなったら通年このままでもいいような気がします。(冷静に考えると、帯状の布でわざわざ首を絞めることにどういう意味があるのか、なかなか名答が思いつきません。そもそも第1ボタンの立場がないじゃないかと。)
 
 
 美保関 11.10.1
 先日、法事で田舎(島根県大田市)に帰省しました。毎年、春分の日と秋分の日には「彼岸市」という市(いち)が立つのですが、ちょうどそれと重なったので、久しぶりに賑やかな故郷を見ることができました。
 で、帰京の日。松江市まで電車で行って、そこでレンタカーに乗り換え、美保関に行ってみました。20数年ぶりです。結婚間もない頃。妻と今はなき母とを連れて訪れて以来です。
 

 
 美保関は島根半島の東端、リアス式海岸の入り江にある小さな街です。古くから風待ちの港として栄えたところで、ちょっとおしゃれな裏路地などが往時を偲ばせます。また、静かな美保神社(全国約3千のえびす社の総本社)がこの町を歴史豊かなものにしているようでした。yamanekoとしては昼食に食べたイカ刺しとサザエの壺焼きの美味さに唸ってしまいました。
 

 
 神社の後に訪れたのは、半島の先端、地蔵崎にある美保関灯台。山陰最古の石造り灯台で、文化財的価値はAランクだそうです。ちなみに世界の灯台100選に選ばれているのだとか。南側には日本海越しに大山(だいせん)が。中国地方の最高峰です。北側には水平線上に隠岐の島も望めましたが、約60qも離れているので、写真には写りませんでした。
 

 
 帰りは出雲空港まで移動して、レンタカーを返却。この空港はいつのまにか「出雲縁結び空港」という名前になっていました。出発ロビーでは島根県観光キャラクターの「しまねっこ」がお見送り。首に注連縄を巻き、頭に大社の屋根を乗っけた可愛いネコです。主な活動場所はこちらのサイト。この前、日本橋の島根館にも出張してきていたようです。
 
 
 季節の変わり目 11.9.19
 急に涼しい風が入ってきました。この3連休、初日、二日目と真夏の天気で、最終日は夕方から秋の風です。ちょっと急すぎる展開ですが、こうやって季節が入れ替わっていくんでしょう。
 南西諸島で迷走していた台風15号が突然我に返ったように本州縦断コースに入ってきました。この台風が行った後はまた一段と秋めいていくんだと思います。そのうち暑かった夏を懐かしんだりするんでしょうね。
 
 
 狛犬 11.9.11

 
 狛犬というと近所の神社の唐獅子風狛犬を思い浮かべますが、オオカミの狛犬もまれに見かけます。それが先月、奥秩父の三峰神社に行ったときは、オオカミの狛犬のオンパレード(表現が古い!)。いずれも迫力満点でした。ただ、よだれかけのように見える布(きっと違うと思う)をつけているので、愛嬌も兼ね備えています。
 オオカミは三峰神社に眷族として祀られていて、神域のいたるところでオオカミの狛犬が鎮座していました。
 
 台風12号 11.9.4
 ゆっくりとした台風12号が西日本を横断しています。強風域は沖縄から関東までと広大なので、東京でもスコールのような雨がザッと降ったかと思うとまたギラギラと晴れたり。雲の流れもハイスピード撮影の画像のようです。
 
 
 牛に引かれてを 11.8.27

 
 先日、斑尾高原に行く途中に長野市の善光寺に寄ってみました。午前中の早い時間だったのですが、多くの人で賑わっていました。参拝をすませたあと、参道をぶらぶらしているといい匂いが。見ると店先でおやき焼いています。蕎麦や野沢菜など長野名物もいろいろありますが、このおやきも代表的。ナス味噌が入ったやつをフーフーしながらいただきました。美味かった。
 
 
 定番撮影スポット 11.8.14
 お盆がやってきました。ニュースではさかんに帰省ラッシュのピークを伝えています。高速道路は中央道の八王子IC付近の映像が定番です。JRでは東京駅の新幹線ホーム。たいがい乗車率は100%越えです。こういう定番報道はある意味定点観察的ですね。台風でダイヤが大幅に乱れたとき家路を急ぐ人々を撮影するのは新宿駅南口。あと、サラリーマンのインタビューは新橋駅烏森口です。
 
 
 念入りに修理を 11.7.30
 先日、愛用のデジカメが故障しました。写真を撮ることはできるのですが、レンズ内に異物が入っているみたいで、小さなシミのようなものがぼんやりと写り込むのです。1年前にも同じ症状で修理しているので、今回は念入りに点検してもらうことにしました。(もう2週間になりますが、未だに帰ってきません…。)
 
 
 異動 11.7.16
 7月から異動になり新しい仕事が始まりました。また、切った張ったのハードワークが始まりそうです。この年になっても新しいことを体験することができることをありがたいことと受け止めて、まあ頑張りますか。あまり無理は効かなくなってきていますが。
 
 
 お世話になりました 11.6.26
 5年半も使った携帯をこのたび機種変することになりました。これが通算5台目の機種になるのですが、こんなに長く使ったのは他にはありません。メモ帳としても、財布としても、定期券としても、よく働いてくれました。大変お世話になりました。
 断捨離 11.6.18
 息子が家を出たのきっかけとして、我が家では倉庫や押し入れなどの徹底的な片付けが行われています。合い言葉は「断捨離」。声に出して「断捨離」と言うと執着が消えて行くようで作業がはかどります。懐かしいものが出てきてその都度作業がストップしてしまいますが、ずいぶんすっきりとしました。
 ところでパソコンの廃棄費用って高いですね。モニター、本体ともに3千円。メーカーのHPには「企業とお客様が協力してリサイクルを進めます。」とか書いてありますが、メーカーがどの程度費用負担しているのか今ひとつ分かりません。最近のパソコンでは販売価格に転嫁されていて、ユーザーに負担感すら生じないようになっています。社会的負担には公平感が不可欠。その辺のところが不明確だと、不法投棄とまではいわないまでも、細かく砕いたり分解したりして(すなわちパソコンでなくして)、普通に自治体の不燃ゴミ回収に出すといったことが広く行われるようになってしまうのでは。このリサイクルシステムでどの程度資源が有効活用できたかも周知されていないようだし。
 
 
 Skype 11.6.11
 最近、Skypeをはじめました。我ながらおそろしく流行の先端を行っていると思います。おそらく様々な楽しみ方があるのだと思いますが、もっぱらビデオ通話(テレビ電話のような機能)しか使っていません。自分のIT能力的にこれが精一杯です。息子が独り立ちして、電話代わりに使っています。タダです。
 
 
 夏近し 11.6.5
 例年よりも2週間近くも早く梅雨入りして、やや梅雨寒むな日々が続いています。とはいえ気温もそれなりに上がり、そろそろ通勤途上でウオーキングをするのが辛くなってきました。始業時になっても汗が引かないのです。なので、早起きしてウオーキングをしてから出勤するという、夏パターンに変更しようと思っています。
 巷ではスーパークールビズが話題になっていますが、現実にはなかなか。でも、職場内がみなワイシャツにネクタイだと「○○君、先方から苦情が来てるじゃないか。今すぐ行って説明してこい!」と堅い話になりがちですが、みんながアロハシャツだと「○○君、苦情が来てるぞ。この暑いのになあ。夕方、涼しくなってからでも説明に行っといてくれるか。(扇子でパタパタ)」なんてことになって、職場の雰囲気が改善されるかもしれません。周囲の体感温度も下がるかも。
 
 
 台風 11.5.28
 5月なのに台風が接近しています。しかも結構強力なやつだそうです。
 今のところ九州南部に向かって一直線。5月中の台風接近は過去60年間で7例しかなく、珍しいのだそうです(直近では8年前)。
 夏場の台風は太平洋高気圧の縁に沿って進むため、フィリピン付近で急カーブして日本に向かってきますが、5月、6月の頃は高気圧の勢力が弱くて低緯度にあるので早くカーブして逸れてしまい、だいたい北緯30度くらいまでのところで消えてしまうことが多いのだとか。今回は、例年より太平洋高気圧が北まで張り出していて、なおかつ南シナ海の高気圧が西への進路をブロックしているのだそうです。なので、否が応でもこのルートを通らざるを得ないのだそうです。嫌がらせか? 日本は今それどころじゃないんだから、どっか他に行っといてくれ、って感じです。(画像はYahoo!天気情報より)
 
 
 クレマチス 11.5.18
 去年妻の誕生日に買ってきたクレマチスが、ベランダで1年を過ごして、今ちょうど花を咲かせています。その間たいして面倒は見ていませんでしたが、枯れ木のような状態から葉を茂らせ、大輪の花をいくつも咲かせているのを見ると、やっぱり愛おしいですね。
 
 
 大気潤う 11.5.15
久しぶりに雨の日が続きました。その雨が上がった夜、空気はたっぷりと湿気を含み、月を柔らかいベールで包んでいました。二十四節気ではすでに立夏を過ぎていますが、体感的には穀雨の頃と言った方がしっくりきます。
 そういえば先日こんなニュースが。「日本気象協会は、新しい季節のことば作りを始める。言語学者や文化人、気象関係者らからなる専門委員会を設け、一般からも意見を募って検討する。2012年秋までに「日本版二十四節気」を提案する予定だ。」(asahi.com)。ちょと楽しみです。
 
 
 久々の好調 11.5.8
 今年は久しぶりに調子がいいです。何がかって、カープサンフレです。今日時点で、カープはヤクルトと同率首位、サンフレは4位です。毎日スポーツニュースが楽しみで、こんなことは何年ぶりだろうかと。両方ともそろそろ優勝してほしいものです。ただ、東京ではほとんどテレビ中継がないのが残念でなりません。何とかならないものか(スカパーに契約するとか以外で。)。
 
 
 ゴビからの贈り物 11.5.3

 
 昨日、今年初めて黄砂が観測されたそうです。東京では視界6q。ずいぶんと霞んでいました。
 黄砂は、洗濯物や車が黄色くなるといった影響だけでなく、最近では、途中で大気汚染物質が付着して、それが健康被害をもたらしているという指摘もされているようです。うーん、細かいとはいえ砂粒が飛んでくるくらいなのですから、ひょっとして砂に付着するまでもなく、大気汚染物質そのものが通年飛来しているということはないのでしょうか。いまさらですが。
 
 
 ベランダの花 11.4.23
 桜の季節は概ね終わったようで、街には様々な花があふれています。
 うちのベランダの花たちも一気に咲き始めました。写真の黄色い花はホームセンターで小さなポットで買ってきたものですが、同じプランターの中で何年も咲き続けています。名前は忘れてしまいました。ユスラウメやイチゴの花も咲き、あとはクレマチスの蕾が開くのを待つだけです。
 今年も花見の季節 11.4.10

 
 都内では桜が満開です。過度な自粛は自粛するようにとのちょっと加減の分からない空気が日本中を覆っていますが、おかけで代々木公園では馬鹿騒ぎするようなグループもなく、皆がいい雰囲気でお花見を楽しんでいました。久しぶりに力が抜けたほのぼのとした気持ちになれました。
 
 東北の桜ももうじき満開になるでしょう。今年は無理かもしれませんが、来年の桜の時期には花見ができるように復興していればいいと思います。
 

 
 で、街の中にも満開の桜がいっぱい。公園にも道路脇にも。こうしてみると、日本人って本当に桜が好きなんだなと思います。
 
 
 その後 11.4.3
 先週の土曜日(3月26日)、救援物資の発送の仕分け作業に行こうと都庁の第2本館まで行きました。数日前にネットでこのボランティア募集が始まったことを知り、平日は無理なので土曜日にはと、いそいそと出かけていったのです。直前のネット情報では、ここ数日は9時の受付開始直後に定員(100人)に達しているとのことでしたので、8時過ぎには到着するように家を出たのですが、行ってみるとなんと中止の張り紙が。運送の都合でとしか書いてありませんでしたが、ちょっとがっくりでした。yamanekoは家が近いからまだ良いようなものの、遠くから来た人には更にがっくりだったでしょう。もうそろそろ物資は足りてきたということであれば、それはそれで良いことなのですが。
 
 あの大地震の日、我が家では妻だけが帰宅できず、会社に泊まって翌朝に帰ってきました。会社は築地にあるので、距離にして10q弱なのですが、普段は電車で移動しているので道もよく分からなかったし、歩いて帰る自信はなかったとのこと。そこで実際に歩き通せるものか検証したいと言いだし、昨日、急遽それにつきあわされることになりました(詳しくはこちら)。結果としては思ったより短時間で歩くことはできたのですが、これにはまず日中であったということと運動靴を履いていたということが大きく貢献していると思いました。また、実際には沿道には助けを求めるケガ人などもたくさんいるでしょうし、がれきなどの障害物があちこちにあるでしょう。四ッ谷の橋が落ちていたら大回りをしなければなりません。簡単なことではないでしょうが、とりあえず歩こうと思えば歩けるということだけは分かりました。
 
 
 支援 11.3.21
 昨日、シェーバーが壊れたので修理に出そうと新宿の大手家電量販店に行っていたら、携帯が鳴り出しました。震災関連の対応で急遽出勤すべしとの連絡。身分証明書も持っていませんでしたが、とりあえず私服のままで職場に向かいました。
 間接的ながらも被災地の支援に一役買えればと思っています。
 
 
 余震 11.3.19
 東日本を激震が襲ってから1週間。連日途切れることなく余震が続いています。被災地では日を追うごとに新たな苦難に直面していて、心が痛みます。
 義援金、徹底した節エネ、そして買い込みをしないこと。更に、救援物資の発送の仕分けでもと思い、都内でできる手伝いを探してみましたが、まだないようでした。
 
 1週間震災情報に接してきて思ったことは、誤解を恐れずにいえば、東京を含め被災を免れた地域に住む自分たちは、心を平静に保って、いつもどおりの生活をすることが大事なのではないかということです。被災地の惨状を忘れてしまうということではなく、皆ができる支援を続けていきながら、ちゃんと通勤して、しっかり仕事をして生産して、風評に惑わされることなく普通どおりに消費して。経済活動を維持して日本を下支えすることが大事なことではと。不謹慎なものは論外ですが、変な自粛は何の足しにもならないのでは。このまま萎縮してしまうと、商店街が、農家が、企業が消耗してしまい、被災地を支援できるだけの体力も失ってしまいそうです。
 
 
 激震 11.3.12
 東北地方太平洋岸を中心として巨大な地震に襲われました。被災された方にお見舞い申し上げます。
 
 昨日の午後2時46分すぎ、東京の都心も激しく揺さぶられました。立っているのも困難なほどの揺れで、職場の本棚からはファイルがなだれ落ち、一部の窓ガラスにはヒビも入りました。建物の外に避難して様子を見ていましたが、周辺のビルからも続々と人が出てきて、近くにある大きな公園に向かって流れていました。一種異様な光景でした。携帯はすぐにつながりにくくなり、家族の安否確認もなかなかできない状態。1時間くらいたってから妻と娘からはそれぞれ無事とのメールが返ってきましたが、息子とは連絡がとれませんでした(息子のみsoftbankだったからか。)。幸い都内のライフラインに大きな損傷はなかったようで、停電もなかったので再び仕事に戻りましたが、度重なる余震とテレビから次々ともたらされる被災地の壮絶な状況とで、ほとんど仕事にはなりませんでした。
 終業時刻になっても交通網は完全にマヒ状態。JRも私鉄も地下鉄も全部止まっていて復旧の見込みも立っていません。多くの人は職場に残らざるを得ないようでしたが、yamanekoは歩こうと思えば歩ける距離なので、家の状況も心配だったこともあり職場を出ることにしました。今度は人の流れが変わり、思い思いの方向に(おそらくターミナル駅の方向に)向かっているようでした。
 新宿方面に向かう幹線道路は見たこともない情景でした。大量の人の流れが大河のようにうねっています。車道には車がぎっしり詰まっていて、ノロノロとしか動いていません。それでも人々は整然と歩いていて、コンビニや飲食店などはどの店もお客さんは多いですが混乱はないようでした。日本人の国民性の良いところだと感心しました。
 2時間ちょっとかけて家まで歩き通しました。でも東京が直撃され、帰り道が家屋の倒壊や看板やガラスの落下といった状況で通行困難になっていたとしたら、帰り着いていたかどうか分かりません。家に帰ってみると当然にエレベーターは止まっていて、14階まで階段を歩いて上がりました。
 家に着いてみると、安否の分からなかった息子が先に戻っていて、家の中をあらかた片付けてくれていました。テーブルの上に書き置きがあって、どうやら家の片付けを済ませてからバイト先の片付けの手伝いに行ったようでした。
 家具や冷蔵庫は転倒防止を施していたので大丈夫でしたが、本棚の本はあらかた落ちたようです。キャスター付きのものはあらぬところまで移動していたようで、そのおかげで転倒せずに済んだようです。普段からストッパーを掛けないようにしていたことが功を奏しました。
 10時半ころ、娘が帰ってきました。水道橋の職場から歩いたとのこと。やはり最後の階段にやられたようで、ぐったりしていました。
 職場が築地にある妻は、さすがに歩くこともできず、結局この日は帰ってこれませんでした。同僚とともに職場で夜を明かし、電車が復旧した翌朝になってから帰ってきました。
 
 今、12日(土)の夕方ですが、一日以上経っても5分おきくらいの間隔で余震が続いています。これからも余震は続くとのこと。茨城沖や中越を震源とする地震も起きているので、東京も油断はできません。気を引き締めなければと思っています。
 
 
 春一番 11.2.27
 先日(2月25日)、都心に春一番が吹きました。気温は20度を超え、コートなしで街を歩いている人が多かったです。これから三寒四温で春に向かうんでしょう。
 そろそろシーズンインですかね。花粉の。1か月前から薬を飲んでいるので特に辛くはないですが、やっぱり鼻が乾いたりして、毎年「いよいよ飛び始めたな」とか「今日は多いな」とかは分かります。
 
 
 雪の翌日 11.2.14

 
 都心に雪が降った翌日。空気は澄み渡り、遠くの稜線もくっきりと見えました。写真は丹沢山地の山々です。右から蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳など。富士山も相変わらず凛々しいです。
 
 
 影武者 11.2.2
  1月30日の夕方、ふと外を見るとちょうど富士山の向こうに日が落ちたところでした。いつもの光景ですが、んっ? と2度見してしまいました。富士山を一回り大きいシルエットが覆っているではないですか。初めて見る風景です。珍しいので写真を撮っておきました(写真では分かりにくいので、マウスオーバーで強調)。
 翌日の夕刊にこんな記事が。「30日夕、東京、埼玉、神奈川など関東の広い範囲で、富士山の影が空に映り、二重に見える「二重富士」と呼ばれる珍しい現象が見られた。気象庁によると、見る人の近くに比較的暖かい空気の層があり、富士山の近くに冷たい空気がある場合におこるという。光が屈折し、見る人の側の空気層がスクリーンの役目を果たすためだ。」
 富士山は多芸です。
 
 
 祝 アジアカップ優勝 11.1.30
 いやー、良かった良かった。決勝戦は0−2で負けていてもおかしくなかったですが、運を呼び寄せるのも実力があるからこそのこと。サブメンバーの力も先発組と遜色ないレベルだということがよく分かりました。若いチームなので2年後のコンフェデ杯も楽しみです。
 
 久しぶりに川崎にある生田緑地に行ってみました。
 もう梅が咲き始めていました。寒い寒いといっても季節はちゃんと動いているもの。あと数日で立春です。
 薬局の収益構造 11.1.22
 先日、花粉症の治療に行ってきました。花粉症歴の長いyamanekoにとっては恒例の行事です。治療と言ってもシーズンが始まる前に診察を受け、3か月分の薬をもらうだけ。これで1シーズンしのいでいくのです。
 診察だけなら1380円。自己負担額は410円です。そして処方箋を持って薬局へ。薬本体は、値段は高かったけどまあしょうがないか、と思いましたが、今回新たに発見したのは、これまでろくに気にもとめなかった薬局での調剤にかかる料金です。
 まず「調剤技術料」。ベースに「調剤基本料」というのがあって、これが500円。これから薬を出しますということだけで500円です。そして個別の薬ごとに、錠剤が890円×2種類、点鼻薬と目薬が各100円。調剤と言っても、奥の棚から薬を出してくるだけなんですが。
 次に「薬学管理料」。内訳は「薬剤服用歴管理指導料」が300円、「薬剤情報提供料」が150円とありました。薬を手渡される際に「これは去年のお薬と同じですね。こっちは今年初めてです。」と言ったのが300円で、「これは飲んでもそんなに眠くなりませんから。こっちのは寝る前に飲んでくださいね。」というのが150円だったのです。そのへんのことは手渡された紙にもっと詳しく書かれているのですが。あれはお客さんへの「愛想」じゃなかったんですね。実際の負担は3割なので、トータル1000円弱ですが。
 これら一連の作業の中に薬剤師としての資格を生かせる部分があるのだろうか? と首をひねった冬の朝でした。
 
 さあ、今年も花粉と二人三脚で過ごすとするか。
 
 
 新年雑感 11.1.10
 新しい年が明けました。左の写真は元日の夕方の富士山です。元日でありながら日の出の写真でないことが怠惰な正月生活を物語っていますが、それはそれとして、ちょっとおもしろい景色です。
 富士山の向こう側に沈んだ太陽の光線で、富士山の影が関東平野上空の雲の底面に映っているのです。富士山の影がふもとに三角形の影を作る「影富士」は有名ですが、いわばこれは「逆さ影富士」です。
 
 今年の干支は「卯」。卯の字には「繁る」という意味があり、草木が地面を覆うようになる状態を表すのだそうです(ちなみに卯の字自体にはウサギという意味はないそうです。)。卯月は陰暦の四月のことですから、意味的には合っていますね。
 

 久しぶりに夢の島にある熱帯植物園に行ってみました。実に15年ぶりくらいです。子供が小さい頃はよく夢の島の広場でボール遊びとかをしたものです。
 天気がいいのに公園は閑散としていました。今日の気温の低さのせいでしょうか。
 
 2011年。世相は相変わらず暗めですが、せめて心は温室のように暖かく、そしてウサギのように弾ませていたいもの。ということで、今年も元気に野山に出かけたいと思います。