岡山県立森林公園 〜可憐なイワウチワがお出迎え〜
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【岡山県上斎原村 平成14年4月20日(土)】
中国自動車道を3時間走ってようやく到着。ここは東中国山地です。
管理センターにはそのときどきに出会える動植物の情報が。単なる売店化した管理棟ではありません。
暖炉の前で飲むお茶(無料提供)がおいしかった。
ザゼンソウ |
花は仏炎苞の中の長丸いものの表面にびっしりと。白い点々は花粉です。
イワナシ |
イワナシはツツジの仲間です。実は甘く食べられます。なんたって岩場に生える梨ですから。
ブナ林の稜線を歩きます。
午後から雨の予報ですが、そんな気配は全くありませんでした。
雪の深い所なので辺りのブナは根曲がりになっていました。
段違いで4〜5人座れます。
向こうのピークが「すずの子平」 |
ミヤマカタバミ |
ブナ林の中でよく見かけます。
今日はまだ葉を開いていませんでした。
イワウチワ |
尾根筋の坂道に突然現れた群落に、一同「ワオー!」
花冠の中の構造も興味深い。
標高は1000mを超えていました。
エンレイソウ |
これもブナ林に多い植物です。
地下茎は健胃剤として利用されていたそうです。「延齢草」たる所以です。
熊押し滝は小さな滝が連なってできていました。
鳥の声も渓流の音に負けていません。
ゼニバサイシン |
ヒメカンアオイに近い仲間です。ぱっと見、地味な花ですが、模様、構造とも結構変わっています。
別名、キンキカンアオイ。
サンインシロカネソウ |
熊押し滝の水辺にたくさん咲いていました。この花はいつも控えめにうつむいています。
スミレサイシン |
サイシン(細辛)とはカンアオイのこと。葉がフタバサイシンに似ることから名付けられたそうです。
東中国山地の山並み
右手には雪渓が残る大山北壁が遠く望めました。(写真では見切れています。)
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