掛頭山 〜紅葉ロード 白銀ロード〜
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【広島県芸北町 平成14年11月2日(土)】
広島市内の紅葉の見頃にはまだ1〜2週間はかかりそうです。
そこで県北にでかけて紅葉を楽しもう、ということにしたのですが、気圧配置は今シーズンはじめての強い冬型とか。山に登るのはちょっとムリかも。
ということで、とりあえず芸北町の阿佐山を目指しました。
出発したときは青空だったのですが、次第に雲がたれ込めてきて、豊平町に入ったあたりからパラパラと冷たい雨が落ちてきました。でも、芸北町に入り標高が600mを超えてくると山々は紅葉真っ盛り。すんばらしい!の一言です。明るい光に照らされていないぶん、しっとりと落ち着いた艶やかさで、「日本の秋」といった感じです。
県道40号線を大暮口で右に折れ、大暮川に沿って道をさかのぼります。やがて民家もなくなり舗装道路もとぎれ、道はぬかるみの林道となってきました。跳ね上げた水たまりの泥水がフロントガラスを洗います。雨期のネパールの山岳道路を行くような感じとでも言えばわかりやすいでしょうか(行ったことないけど。)。
天狗石山 |
気温2度。案の定、阿佐山の正面にある天狗石山(1,192m)の頂は冠雪していました。阿佐山は山頂部が雲に隠れていて見えないのですが、天狗石山より高い山なのできっと雪が積もっているでしょう。
雨が上がらないので散策は中止にしました。
場所を変えて今度は八幡高原に向かいます。標高はさらに高くなってだいたい800mくらい。でも、天候が少し回復してきて、雨は落ちてきていません。
二川キャンプ場 |
上空の風は強いらしく、雲がすごいスピードで動いていました。ときどき引きちぎられた雲の間から青空がのぞいて、またすぐに雲に飲み込まれてしまいます。
掛頭山 |
掛頭山(かけずやま)の頂も冠雪していました。この山は山頂にマイクロウェーブ施設があり、そのため林道が整備されているので、車で上がってみることにしました。
標高1,000mあたりから道が白くなってきました。
南東方向 | カシワ |
山頂の積雪、5p。風も強いです。
掛頭山の標高は1126m。故郷の山、三瓶山と同じです。
南東方向を見下ろすと、麓の芸北町中心部には陽が差していました。
帰りは深入山を経由します。
この寒さにもかかわらず、深入山の駐車場には車がたくさん。
この山も頂はきれいに雪化粧していました。草原状の山肌なので、白いスプレーを吹き付けたようでした。
深入山 |
それにしても今回は紅葉をたっぷりと見ることができました。そして、雪も。
秋と冬とをセットで感じて、ちょっとお得でした。
Q:これ、なんだ? |
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