牛田山 〜定例観察会 その後三原へ〜
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【広島市東区 平成14年4月14日(日)】
この季節、1週間たつと森の雰囲気もずいぶん変わります。
牛田山は早くも新緑に包まれていました。
参加者は70人を超えました。
まるで初夏の陽気。ハナミズキもいっぱいに光を浴びて輝いていました。花弁と萼片の関係に、一同「へぇ〜」
新緑の登山道。ミヤマガマズミ、ナツハゼ、スノキ…。若葉はみんな軟らかくてみずみずしかった。
こんな木漏れ日の中を歩いていると、ほんとにリフレッシュできます。
今日の観察会には2人のちびっ子と1匹の犬が参加。普段は年齢層が高いのでみんなの人気者でした。
ただ今スケッチに夢中です。
観察会終了後、広島県三原市にあるエヒメアヤメの自生地へ。
ここはエヒメアヤメの自生南限地帯だとか。でも名前のとおり愛媛県にも、さらには宮崎県南部にも自生しています。そのココロは?エヒメアヤメは中国大陸を分布の中心としている植物で、日本本土の南西部が南限「地帯」なのだそうです。
誰故にこんな可憐な花をひらくのか。エヒメアヤメの古名「タレユエソウ」の由来とのことです。
ここの自生地は地元の保存会の方と市の教育委員会とで協力して、毎年下草狩りなどを行っているそうです。
ところが、観察道沿いにロープが張ってあるにもかかわらず平気で踏み込むオバサマたちがいました(写真の人ではありません。)。しかも手にはワラビが。保護区域でもワラビ目指して一直線。「ちょっと入って採るだけだから。」てことなんでしょうけど。何考えてんだか。(軽く憤慨)
バイカイカリソウもたくさん咲いていました。漢字では「梅花碇草」です。
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